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憎しみと愛、そしてセックス
【その他 官能小説】

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憎しみと愛、そしてセックス(2)-4

夜寝るときに、乳房を揉み、まさぐる彼女の秘部は溢れでる泉のように、
彼女の右手の中指をねっとりとしたもので被われる。
(あぁ・・逝く・・)
小声で囁き、顔をしかめ、
やがて登りつめ、ふと・・果てた後の寂しさに涙した夜も少なくなかった。

そんなとき思い浮かべるシーンは、
知らない男性から無理矢理に服を破られ、
強引に乱暴され、犯されるときが強烈に感じるのである。

またある時には、優おとこで女のような美形の男に優しく抱かれ、
キスされ、体中を舐められ、局所を吸われただけで逝くときもある。

美紗子は特に生理の前や後などには、そういう衝動に襲われ、
我を忘れて狂った時などは、暫くは動けず、
ただハァハァと熱い吐息を漏らし、乳房を揺らしながら果てるのである。


あの日、短歌の教室で、講師の謙二郎に巧みに誘われ、犯されそうになっても
それを抵抗せずに簡単に諦めたのも、
快楽の誘惑に負けそうになったからである。

謙二郎にキスされ、服の上からブラジャーごと乳房を揉まれ、
股間を無理矢理触られた美紗子は、その瞬間から女に目覚めたのである。

(せんせっ・・ダメ、ダメですぅ・・)
と言いながら、彼女の身体は自分でも分かるほど濡れていた。

女なら誰でも分かるように、始めに身体が熱くなり、
痺れるような感覚が、神経が・・身体を駆けめぐるとき、
子宮の中から汗が噴き出るように、愛液がしみ出てくるのが美紗子には分かった。

久し振りに感じるこの感覚、忘れていた女の情欲・・
始めて感じるこのトキメキ・・
それが美紗子の身体を支配し始めていた。

美紗子は、謙二郎にいきなり教室の机の前に手を付き俯せにさせられた。
乳房を机の上につけ、前屈みになった背後から謙二郎の股間が重なる。
ブラウスを上にたくし上げ、
ブラジャーはずれ、スカートとショーツを膝下まで下げられた美紗子は、
裸の尻を彼の前に突き出していた。

いきなり、女の扱いに慣れている謙二郎の前では、
無防備な美紗子など赤子のようだった。

「大丈夫ですよ、美紗子さん」
「あぁ、はいぃ・・」

普通の女性なら拒み、大声を叫びながら逃げるだろう。
この破廉恥な行為に身体で拒否するだろう。
しかし、美紗子は驚き慌てたが身体は拒んではいなかった。

女性の扱いに長けている謙二郎にあって、美紗子は格好の餌食だった。
その彼女を見抜き、いつかその思いを達成しようとその機会を狙っていたのである。

謙二郎にとって、美紗子は美しすぎた。
しかも、その熟れた身体からほとばしる彼女のフェロモンは彼を魅了した。

キスしたときの甘い唾液、ほのかに匂う優しい体臭・・
彼が今までに接した女性の中では、おそらく最上の女性と言っていい。
その女性を今から自分がモノにできる、そう思うだけでかれは興奮していた。


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