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先生の観察日記
【学園物 官能小説】

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観察開始-1

コンコン――
扉をノックする音が聞こえて、江口が入ってきた。
「・・・失礼します。」
緊張しているが、心は決まったというような表情だ。
俺は早速、定点カメラのスイッチを入れた。
「実験に付き合ってくれるんだな?」
後で、セクハラなんて言い出されたらたまらないので、念を押す。
「・・・はい、実験ということなら、お手伝いします。」
「よろしい。じゃあ鍵閉めて。そして服を脱いで。」

実験に同意して鍵も閉めた江口だが、一向に服を脱ぐ気配がない。
「先生、こうゆうのってやっぱり、ムードとか、気持ちの高ぶりとか、そうゆうのが必要ではないかと思います。」
「・・・そうか?」

俺は女には興味ないが、女の体には興味がある。
それに、夜になるとどうしようもなく下半身が疼いてしまう日がある。
男の体の作りからすると、精液を定期的に出さないといけないという生理現象ではあるが、自分の手の動きだけでは物足りなくて、女が裸で蠢いている動画に頼り切っている。
男は、出るものが出れば気持ちいいし、それで終わりなのだが、女は何をもって”イク”のか、1回達すると終わりではないか、そもそも、女性のオーガズムというのは全て女優の演技で実際にはこの世に存在しないのではないのか。

「それと、先生はどうしてこんな実験をしようと思ったんですか?顔もかっこいいし、その気になれば彼女作って、彼女にデータとらせてもらえばいいのに・・・」
「女と付き合ったことが無いわけではないが、なんせ面倒くさくて、すぐに別れてしまった。だからそれ以来、女に興味は無いんだよ。」
「先生、それってつまり・・・先生も初めてってことですか?」
「そうだ、何かおかしいか?」

俺は今年で26になるが、経験がないことに焦ったことは全く無かった。

「そっか、何か私安心しました。」江口がほっとしたように笑った。
「そんなことはどうでもいいな、早速始めようか。」
江口は少し、ほころばせていた頬を引き締め、また緊張したように体を強張らせた。
江口に近づいた俺は、まず手のひらで肩に触れてみた。
「思った通り、細い肩なんだな。」
全体的に細く見えるので、骨ばっているのだろうと思っていたのだが、それは違っていて、江口の肩は握ってみると少し柔らかかった。
首の細さをよく確かめたくて、長い髪の毛を後ろに払うと、さらりとした感触で、男子が「たまんねぇー!」と言っていた良い匂いがした。
いや、髪だけじゃない、体自体から漂ってくるんだ。制服からか?
「江口は、何か香水つけてるか?」
「香水?いえ、つけていませんけど・・・」
匂いを発している場所をさぐるべく、鼻を近づけて匂いを探りながら体を触っていく。

耳、首、鎖骨、二の腕・・・
「先生、息が当たってくすぐったいです。」
「女の二の腕って本当に柔らかいんだな。よく胸の柔らかさと同じっていうけど・・・」
そういいながら、制服の上から右手で膨らみを優しくつかんでみた。
「あ、先生・・・」
ぴくっと震えたような反応を見せ、江口が呻いた。
下着や制服の上からじゃ、その柔らかさを存分に味わえなかったので、セーラー服を脱がすことにした。


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