投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

先生の観察日記
【学園物 官能小説】

先生の観察日記の最初へ 先生の観察日記 42 先生の観察日記 44 先生の観察日記の最後へ

芽生え-2

――――――

ベッドに腰掛けて、江口を眺めながら昨日のことをぼんやりと回想する。本能に突き動かされてするセックスはどこまでも気持ちが良く、最後は腰が蕩けていくような感覚さえ覚えた。久しぶりに激しく動いたせいか、腹筋が鈍く痛む。おそらく彼女も全身が痛むのではないか。

少し感情的になりすぎた。こんな小さい体に欲望の赴くままに性的欲求をぶつけるなんて…大人気ないというか、アルコールの力は恐ろしい。射精に近づいたとき、思わず彼女の下の名前を口走っていたが、しらふの状態ではとても言えたもんじゃない。…つくづく、酒は恐ろしい。

彼女は昨日の最後の体位を彷彿とさせる、うつぶせの姿勢で寝ていた。

窓から差し込む光に照らされた肌は白く、陶器のようにすべらかだ。この肌が官能に火照って赤みを帯びていくのを見るのは非常に趣がある。

その白い肌には、赤い痕が無数につけられている。キスマークを残して、自分の独占欲を満たす趣味はないが、気付けば全身に痕が残っていた。

胸のふくらみ、鎖骨、わき腹、へその上、そして彼女の目が届かないであろう内股の深いところ、背中、お尻…これからはセックスの前に飲酒をしないとここに誓う。




…俺はこれからこの安らかな寝顔を守っていけるか?

いや、俺がなんと言おうと、この娘はついてくるだろうな。

夢でも見ているのか、ふっと江口の口元がほころぶ。まるで蕾んでいたふくらみが花を咲かすように。

外はまだ寒いけど、この部屋には静かに春が訪れているようだ。

「ふぐーっ」

白い腕をぐっと伸ばして、彼女が動きだす。

俺の可愛い生徒が、春眠から目覚めたようだ―


終わり


先生の観察日記の最初へ 先生の観察日記 42 先生の観察日記 44 先生の観察日記の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前