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〈利益の卵〉
【鬼畜 官能小説】

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〈利益の卵〉-32

(!!!!)


肉眼で初めて見る勃起した男性性器は、身の毛がよだつ蛇のような様相をしており、ビッシリと生えた陰毛の塊の中から鎌首を擡げた様は、まさに獲物を狙う大蛇に見えた。


『おぉ〜、これは見事な……』

『象さんみた〜い。大き〜い』


観客は何度となく見てきたが、この処刑人達の男根は巨大な“モノ”で、いずれも巨根と呼ぶに相応しい……擡げた尖端は処刑人の臍の上にまで達し、その太さは女性の手首に匹敵していた。
目を丸くして、それぞれの肉棒を見回す美優……性行為がどんな物かまだ知らぬ美優であったが、その男根こそが凶器である事を本能的に察していた。


「や…やあぁぁッ!!アッチに行ってえ!!……やだあぁぁぁッ!!!」


全裸の男達に囲まれ、美優は目を見開いて絶叫した……手足を固定されたまま吊られた美優は、逃げる事など出来ないというのに、まるで走るように手足をバタバタと振り回していた。
脇腹や背中、太股や腹部……女性としての羞恥など感じない部位を触れられただけで、美優は気が触れたように足掻き、悲しい悲鳴をあげた……それが観客の愉悦であるとも知らずに……。


『おぉ?おぉ?処刑台が壊れそうだぞ』

『やっぱり子供はスタミナがありますな。ゼンマイ仕掛けのオモチャのようだ……これは楽しめそうだな』


美優の叫び声と共に金属パイプの処刑台はギシギシと軋み、その音がまた残酷さを引き立てていた……処刑人の指先は美優の女性としての部分を掠めながら、もっと叫べと囃し立てた。


「ひぃ!?……やだやだぁ!!ホントにやだあぁ!!!」


太股を撫でる指先は、丸く膨らみ始めていた尻に触れ、更に別の指先は未熟な幼器の小山に触れた。
無論、美優の魅力は下半身だけではなく、ほんの僅かに膨らみが確認出来る胸にも指先は滑り、ほんのりと桃色がさした乳輪にも悪戯を加えようと近づいていった。


「嫌あぁぁぁぁッ!!!」


美優の肉の扉が開かれ、蕾だった花が無理矢理に開かれた……膨らんだ幼器にあわせるように伸びた肉花は、ヒラヒラと花開いて観客の視覚に訴え、春風にそよぐように震えていた。
まるでそれは、美優がDVDで見せた、悪戯っぽく伸ばした舌のようにチロチロと動き、可愛らしく見る者を誘う。


『どうぞ、近くに寄っても構いませんよ。この娘はちょっと暴れますけど安全ですから』


非情な司会者の声に、中年の男女三人と、若い女性の一人がグラスを持って席を立ち、美優のステージの目の前に座った。
後ろの客の視界を妨げないように座るところを見ると、それなりにマナーは守るようだ。



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