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〈利益の卵〉
【鬼畜 官能小説】

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〈利益の卵〉-40

『俺の…精子をいっぱい……“中”に………』

「嫌あぁぁぁぁッ!!!」


妊娠への恐怖……望まない《命》を宿す恐怖に、美優は怯えていた。
普通の生活の中でなら、美優くらいの年齢の娘なら思いもしない事だ。
しかし、性欲処理の家畜のような扱いを受けている美優には、突き付けられた現実以外の何物でもない。


「やめてぇ!!やめてぇ!!やめ………ぎゃあぁぁぁ!!!」


およそ少女とは思えぬ悲鳴をあげ、美優はうなだれた……女性の尊厳を踏みにじる蛮行に、心が壊れ始めていた………。


『へ……大袈裟な声出してイキやがってよぉ』

『美優ちゃ〜ん、コッチの《穴》は妊娠の心配無いからよ、安心して感じてろや』


もう一人の男が美優の肛門に肉棒を捩込むと、美優は苦しげな呻きを発した。
もはやボロボロになった美優……それを見ても二人組は罪悪感など微塵も感じず、それどころか更に興奮の度合いを高めていった。


『そうだ、イキそうになったらオマ〇コに刺し替えるか?』

『それイイねえ!…オイ美優、目茶苦茶にヤリまくってやるからよぉ。コッチは高い金払ってんだからな』


いくら心で抵抗しても、肝心の身体は為す術を持たない……肛門は無情にも肉棒を温かく締め上げ、精液の便器に堕ちた子宮に新しい遺伝子が注がれた。


『寝てんじゃねえよ!まだまだこれからだろうが!!』

『甘えてんじゃねえ、クソガキ!!』


無実の少女に、残酷な拷問が続けられていく……堕とすだけ堕とされ、壊すだけ壊され、利用されるだけ利用されていく……もはや美優は、命ある人形でしかない…………。





また今日も、あの部屋に変質者が訪れた。
贅肉のついた、だらし無い体つきの中年男性が一人。そして向き合う形で、身形の整った若いスタッフが、部屋の前で説明を始めた。


『いらっしゃいませ。会員になる前に説明は受けたでしょうが、もう一度おさらい致します。撮影は厳禁ですから、カメラ付き携帯電話はお預かり致します。お部屋の少女を殴ったり、首を絞めたりするのも厳禁です。怪我を負わせないようにして下さい。あとは自由になさって構いません。今日一日は、あの娘は貴方様のモノです。……あ、名前は美優ちゃんです。どうぞ、ごゆっくり………』


その客は平静を装ってはいたが、急いでドアを開けて入っていくところを見ると、もう我慢が出来ないでいたようだ。
ドアの向こうで、微かに美優の悲鳴が聞こえたが、この巨大なビルディングの外壁を抜ける事は無い。

スタッフは客の携帯電話を手に、エレベーターに乗り込んだ。


《終り》


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