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〈利益の卵〉
【鬼畜 官能小説】

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〈利益の卵〉-30

「!!!!」


美優の視界に、冷たく光る凶器が見えた……それぞれの処刑人達は鋏を手に取り、美優の周りを囲み始めた。


「やめ……やめてぇ!!」


暖かい外気が美優の胸元を撫で始めた。
凶器達はチョキンと笑い、ジャギジャギと叫んで、せっかくの衣装を台なしにしていく。
それはまるで、可憐な花が悍ましい毛虫の群れに食い尽くされていくように、凛とした魅力を放つ美優を蝕んでいった。
そして、それは同時に、ある種の興奮を呼び起こさせてもいた。
一分の隙の無い美少女、それがボロボロにされていく様は、ここに集う変質者達には胸のすくような光景に見えていた。

清純な美少女を姦したい……綺麗な衣装を纏う美優は、その存在自体がこの観客の歪んだ欲求を発散させうる供物であり、禍禍しい欲望をこの空間だけに留めておける生贄でもある。

財力はある。それなりの権力もある。
欲しい物の大抵は手にした男女達だが、それでも欲望は枯れる事はなかった。
欲しい物……それは、絶対的な力を保有したいという支配欲と、生活の全てを忘れられるくらいの、非日常的な刺激であった。

通常の性行為など既に飽きており、更に強い刺激を求めてSM行為に走った。
しかし、それでも飽き足らず、遂には犯罪であるレイプにまで手を染めた。
金で買った女性達をこの会場に連れ込み、ストレスを発散させる為だけに嬲り者にする日々。
それは被害者の心身を破壊するだけに止まらず、この男女達の精神までも蝕んでいった。
暴力での支配……それに憑りつかれた男女達は、まるで自分達が中世の独裁者にでもなったかのような恍惚を覚えてしまっていた。
初めのうちは、美しい女性であれば誰でも良かった。売れなくなったグラビアアイドルを買った事もあるし、この会場の支配人が騙して連れてきた一般人でも良かった。
だが、既に〈男〉を知っている女性に、飽きてしまったのだ。
生贄ならば、清らかで美しくなければ相応しくない……徐々に年齢層は低くなり、男を知る由もない少女だけが選ばれるようになっていった。

美優はそんな奴らに選ばれたのだ。
顔はもちろん申し分なし。身体も発育が始まったばかりの瑞瑞しさ。
そして、大人達に利用されてるのも知らぬ、無知な子供らしさは、ここに集う変質者達の心を鷲掴みにしていた。

衣装が切り刻まれ、素肌が露わになっていく美優は、その哀れな姿を晒す事によって、ここに集う変態達の鬱屈した想いを浄化していき、そして更なる興奮へと誘っていった。


「やぁっ!!……ヤダァッ!!やだあぁぁ!!!」


鋏が衣服を切断する音に呼応するように、美優は引き攣った叫びをあげていた。美優の清純さを引き立てていたYシャツは、無惨なボロ布となって美優の上半身に纏わり付き、膨らみ始めていた胸を守る柔らかな女児用ブラジャーは、その鮮やかな白さをもって、美優の胸元を隠しながらも彩りを添えていた。
そんな防着でさえ凶器の前には全くの無力であり、肩紐を切断され、カップの部分をくり抜かれて幼い果実を粘り着く視線に晒した。
スカートとて無論例外ではない。
短冊のようにバラバラに切り刻まれ、股間の微妙な膨らみを浮き出している女児用パンティーを隠そうともしていない。
その股間に冷たい凶器が焦らすように触れると、いよいよ美優は叫び声の音量を上げ、声帯を傷みつけるほどに絶叫した。



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