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留守番の夜
【兄妹相姦 官能小説】

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悪夢の日々-17

結衣には、大丈夫!?って100回くらい言われた気がする。
そりゃあ、貧血と言ったうえに泣き腫らした顔をしていれば無理も無いかも。
でもあたしは…ぐっとくちびるを引き結んで、全てをぶち撒けたいのを我慢した。
なんでかは分からない。
自分を恥じて?
結衣に嫌われたくないから?
サクをかばって…??

その日は、夕食も食べずに眠った。
お兄ちゃんが部屋を覗いたような気がしたけど、それだけだった。
今日はさすがに、お兄ちゃんと話したくない、こんな汚れた体で。
そして、朝早くに目が覚めると、ゾッとしてお風呂に飛び込んだ。
一刻も早く体を清めるために。

暖かいお湯を浴びながら、必死に心の整理をつける。
あたしが悪いんじゃない、あれは事故だ、って、心の奥で叫ぶ声が聞こえる。
妊娠、していたら…?
ひっ、と体が震える。
少なくとも、"そのコ"のDNA鑑定をすれば、サクは否定できなくなる。
…まるで他人事みたい。
産むかどうか…なんて、この先の未来が見えなすぎて、考えることもできない。

ここ数ヵ月の自分を思い返す。
お兄ちゃんとえっちしたこと、このお風呂場で恐怖の調教をされたこと。
サクに襲われて、結衣に心配かけて。
あぁ、涙が止まらない。
サクからのメールを思い出すと絶望的になる。

またサクに脅されて、またえっちすることになるんだろうか。
お兄ちゃんにバレたりはしないのかな。
バレたらどうなるんだろう…怖い。
サクは、なんのつもりであたしを犯すことにしたんだろう。
いつ、あたしがバージンじゃなくなったのに気付いたんだろう。
サクに、あんなによく見られていたなんて知らなかった。

…―見られていた?
ぽっ、とあたしの心に灯がともった。
まさか…サクはあたしのことを好き、とか?
もちろん、今までそんな風に思ったことはなかったけど…。
でもその考えは、レイプされたっていう悔しさと恥ずかしさを、少しだけ鎮めてくれるものだった。
だから、あたしはその思い付きに、すがってしまったんだ…。


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