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シグナル
【青春 恋愛小説】

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シグナル¨5¨-6

「んっ?メール・・・誰からだろう」


不意に届いたメールは、妹尾さんからだった。
1人になった直後だったのでいいタイミングというか、なんというか。


¨今日は久々にテンション振り切ったよ。成敏くんも楽しそうで、見てて嬉しかった。
いつか見せてね。勇気のあるところ¨


喜びも束の間、直々にお願いされて少し驚いてしまった。
やっぱりあの時思い切って滑っていれば良かったのかもしれない・・・
妹尾さんってやる時は思い切っちゃうタイプなんだね。

本当は高い所か怖くないのかと思ったけど、階段を上がる時は震えてたし演技には見えなかった。

前向きに考えよう。
僕だってやれば出来るんだっていうのを見せる為の前振りだと・・・



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