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シグナル
【青春 恋愛小説】

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シグナル¨12¨-5

「僕はね、みんなとずっと友達でいたい。そして・・・遥と一緒にいたいんだ」
「ちょ・・・な、成敏、どうしたの?いきなり。変だよ」
「あっ、ああ、うん。やっぱり変かな?こういう事を言うのは」
「・・・ううん、嬉しい。成敏は、やっぱり成敏なんだって、うふふ」

いきなり普段は面と向かって言えない様な事を言った僕に、遥は優しい微笑みを見せてくれた。

・・・なんでいきなり言いたくなったんだろう?
でも、思った事をちゃんと言えた。

「じゃ、戻ろうか。そろそろ速人が探しに来る頃だろうし」
「・・・やだ」
「それってどういう事?遥」
「こういう事・・・」


遥は僕に顔を向けて、唇を重ねた。また向こうから・・・
自分の意見を言える様になったのはいいけどこっちはまだだ。

でもこれからだ。
僕達の関係はこれからも続いていく。

続けていくんだ。

賢司、速人、好きだよ。
葉川さん、織田さん、好きだ。


そして遥。大好きだ。

願うなら、いつ見ても変わらない空みたいに、このままがいいよね−


〜〜End〜〜


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