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ホテルノヒカリ
【OL/お姉さん 官能小説】

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ホテルノヒカリ4-4

「し…士郎さん!私待ってるから!ずっと待ってるから!元気に帰ってきて」
私の言葉…最後の方は涙にかすれちゃった。
「美沙さん…」
士郎さんも目を潤ませて私の手を握ってきた。
うん…うん…。
私と士郎さんは見つめ合いながら何度も頷いていた。

私と士郎さんは押し黙ったまま…離れ離れになる悲しみを噛み締めていた。
さすがにビールも進まなかった。

「ホントにごめん…付き合いだしたばかりなのに」
居酒屋を出た士郎さんがもう一度謝ってきた。
仕方ないよ…士郎さん。
「んんん…私…待ってるって決めたから大丈夫」
私は頑張って笑って見せた。
「美沙さん…抱き締めていいかな?」
待ってたよぉ…なんて浮かれてる場合じゃないけど。
付き合いだしてから今まで手しか握ってもらってないから…やっぱドキドキ。
私は士郎さんの顔を見つめながらコクッと頷いた。
士郎さんがガバッて抱き締めてきた。
私は瞳を閉じながら…。
一年はちょっと長いけど…絶対に待ってんだぁ。
ってか…士郎さんの胸板すっごく厚い!
匂いもいい匂い。
わっ!私の下腹部には士郎さんのオチョンチョンがあたってる。
本当はそんな場合じゃないんだろうけど…私はデレデレ。
不覚な事なのか…。
はたまた当然の事なのか。
私は士郎さんにしがみつきながら…ジュン!ジュワァァァ!って感じになってきちゃった。
「美沙さん…」
き!きたぁ!
言いたかったこのセリフ。
キスなのかい?キスするのかい?
私は士郎さんの胸から顔を上げると瞳を閉じてキス待ち顔。
士郎さんの熱い吐息が顔にかかってる!
うわぁ!士郎さんの唇が接近中だ!
やば!ガム噛んでおけばよかった!
仕方ない…私は震えながら約五年ぶりの唇の感触をまった。
き!きたぁぁぁぁぁぁ!
小鳥が啄む様な優しい感触で士郎さんの唇が重ねってきた。
約五年前…忘年会の二次会で。
王さまゲームで会社の後輩の唇を奪って以来だよぉ。
私は約五年ぶりのキスに蕩けながら士郎さんの首にしがみついちゃう。
うわっ!士郎さんの舌が私の唇を割って入ってきたぁ!
「ふん…ふん…」
やば!久しぶりの事に興奮で鼻が鳴っちゃうよぉ。
ええい!鎮まれ!鎮まらんか!
私は何とか自分を落ち着かせた。
落ち着かないと自分から舌を絡ませたり…士郎さんのオチョンチョンを握ったりと。
色々やらかしてしまいそうだった。
…とは言え士郎さんの舌は私の舌に絡みついてくる。
普段の爽やかさからは想像も出来ないエッチさだけど…。
それがまたいい。
私も堪えられずに舌を動かして士郎さんの舌をまさぐっちゃった。
私…恋愛は奥手だけど。
エッチな事には貪欲なんだよなぁ。
うっ!舌と舌を絡め合いながら…。
士郎さんの私へのボディタッチが激しくなってきた。
腰のあたりやお尻を撫で回してる。
やるなぁ!爽やかおまわりさん。
お主も好きよのう!
…ってまさにそんな場合じゃない。
男性からの久々のキス&ボディタッチに私の濡れ具合は半端じゃなくなってきたぁ。
ごめんよぉ…士郎さん。
せっかく頂いたパンツ汚しちゃったぉ。


つづく


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