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兄妹二世代家族
【兄妹相姦 官能小説】

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兄妹二世代家族-5

…ようやく妹がまた話し始める。
「もう一つのことも話すね。栄治のこと…うぅん、もう栄治だけのことじゃない。私と栄治のことになってしまっているわ。お兄ちゃん、怒らないで聞いてね。…私、昨日の夜、栄治に身を任せたの。とうとう、栄治としてしまったの」
聞いてもなぜか怒りは生じなかった。それほどショックも受けていない。
「実は、私、ずっと前から、栄治から相談を受けていたの…」
俺は、落ち着いた心で妹の話をじっくり聞いた。
栄治の相談というのは、毎晩のように性夢を見るということだった。朝起きると夢精している。それ自体は若い成人男子として不思議ではないが、その相手が妹の明美であるということが問題であった。それで悩んでいる。しかも、複雑なのは、明美と交わっているはずなのに、時折、その相手が母親の真知子に変わったりするのだそうだ。セックスしたい相手が実の妹であったり、実の母親であったりするのは、自分はどこか狂っているのではないか…。
そういう相談を何度か受けているうちに、とうとう昨夜、真知子と栄治はお互いに引き寄せられるようにして抱き合い、そのまま男女の一線を越えてしまった。
真知子の話は生々しかった。
「栄治は、私の中に入ってくるまではお母さんと呼んでいたの。相手は私なんだからそうよね。でも、だんだん夢中になってくると、相手は明美に変わっていったみたい。私の中に精を放つときは、明美!明美!って、はっきり呼んだわ」
聞きながら、俺はある考えがまとまりつつあった。
「お兄ちゃん。…私も変なの。私も栄治に抱かれているはずなのに、いつのまにかお兄ちゃんに抱かれているように錯覚していたの。最後はお兄ちゃん!お兄ちゃん!って、頭の中で叫んでいたわ」

考えがまとまり、決心を固めた。まず、真知子の気持ちを楽にしてやろう。
「真知、いいよ。真知子と栄治がそうなったのはいいんだ。許すよ。不思議に腹も立たないんだ。さっき、真知が同じことを言ったと思うけど、そうなっても自然だという気がする」
明美が真知子に似ているように、栄治も俺に似ているのだ。少し背が高くて痩せている。そして、鼻が大きく、まぶたが奥二重なところまでそっくりである。世間では「伯父さん似」で通ってきたが、実の親子なのだから似ていて当然なのだ。妹を女として好きなところまで似てしまった。実の兄妹の間にできた子どもなのだから、それも当然といえば当然の性向なのかも知れない。
栄治の悩みは解決してやらねばならない。…そして、たぶん、明美も同じだろう。
「真知子、本当のことを栄治と明美に話そう。俺が伯父さんではなく、実の父親であることを。ふたりは血を分けた兄と妹との間にできた子どもなのだ…ということを。いつかは話すべきことだし、どうやら今がもう話さなければいけない時期なのじゃないのかな」
「…そうね、わかったわ。知らせた方がいいわね。…でも、お兄ちゃんから言ってね、お願い。今まで隠してきた私からは言いづらいから」
「よし、俺から言おう。なるべく早い方がいいから来週だな。来週の今日もこの時間に来るから、ふたりとも家にいるようにしておいてくれ」
さらにもうひとつ言うことがあった。
「それから、真知。俺も明美を抱くぞ。…これでおあいこだなどと言うつもりはない。さっきも言ったように、明美はそのまま昔のお前なのだ。お前を…若い時の真知子をもう一度抱きたい」
「うん、わかった、お兄ちゃん。私もその方がいいと思う。…ただ、明美がどう思うかはわからないよね。もし明美が嫌がったら、どうするの?」
「たぶん嫌がらない。もちろん明美には確かめるけど、俺とお前の子だ。栄治と同じ血が流れている…。万が一嫌がったら何もしないよ。それは大丈夫だ。愛する娘に手荒な真似はしない…心配するな」

ふたりの話はそれで済んだ。
真知子が俺の手を自分の秘所に導いた。そこはぐっしょり濡れていた。
帰る前に、真知子と俺はもう一度激しく交わった。




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