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淫媚汁レディEP2カンちゃんの逆襲
【SF 官能小説】

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淫媚汁レディEP2カンちゃんの逆襲4-2

ドカッ!
「いっ!」
叶那さんがテーブルの下で信吾の足を蹴ったみたい。
しかし…信吾は危険だ。
私もついついその気になってホイホイ見せちゃいそうだ。
叶那さんが信吾を静止してくれて助かったな。
「まぁどっちにしても…かなり大きい物なので扱いには充分注意して下さい」
叶那さんは不信感を顕わにしながらも立ち上がった。
「もう…行くんですか?」
信吾の奴…もっとヴァンツァーの話を聞きたいみたいだな。
ただの好奇心で。
私も信吾とは話してたいけど…刑事じゃな。
信吾諦めてくれ…快盗淫媚汁レディと刑事じゃあ、どうやっても結ばれる事はないのだ。
私は自分に言い聞かせたけど…快盗!?
まぁいいや。
「お邪魔しました」
叶那さんと信吾が連れたって応接室を出てく。
「あっ!ひとつ忘れてました…」
叶那さんが扉の陰からひょこっと顔を出した。
古畑かよ!コロンボかよ!と心の中で突っ込みつつも…。
「なんでしょう?」
私は満面の作り笑顔。
「透明女ってしってます?」
うっ!叶那さんの目…鋭過ぎる。
「ひぃいえ!」
やべ!いえって言うのが上ずった。
「お邪魔しました」
叶那さんただニヤッて笑って出て行った。
ふぅぅぅぅぅ…緊張したぁぁ。
刑事はやばいなぁ。
私は一人になった応接室でソファにどっかりと腰を下ろした。

ん〜お昼ご飯も食べたし今日は何しようかなぁ。
キュートを起動させたいけど…。
まかり間違って警察に没収されても困るし。
透明になってイタズラしに行くのも慎重にいかないとなぁ。
そうだ!例の女子校に行って福島を尾行して福島の家で遊ぼう。
あいつは安パイだからな。
私は『ミエナクナ〜ル』を携帯し『アッタカクナ〜ル』を服用するとマッパになってじじいのコートを羽織った。
あとコレコレ…私は眼鏡を外すと使い捨てのコンタクトを装着した。
これならコンタクトもコートも捨てて来ても平気だからなぁ。
ひひひ…準備OKだ。
じゃ…行くか。
私はニタニタと研究室を後にした。

私は私立M学園の校門で出てくる福島をまった。
女子校の前で待ち伏せするなんて男だったら変質者だな。
えっ?女でもやってる事は変質者だ?
ま…まぁそう言うな。
…なんて事を言ってるうちに出てきたぞ。
黒川エッちゃんと福島だ。
「エッちゃん…それではごきげん…YO!」
福島…なんだ?その指はラップか!
相変わらずだなぁ…福島は。
「おお!じゃあな…」
って!エッちゃんスルーかよ。
……確かにいちいち突っ込んでたら福島の場合キリがないからな。
しかしひとりになってもニタニタ笑ってるぞ。
ホント可愛い奴だなぁ。
私はドキドキしながら福島の跡をつけた。

おっ!でっかい家だ。
電車で二十分くらい行ったとこにある福島の家はむちゃくちゃデカかった。
この家の子なら今のままでこの先も充分やっていけるな。
私はそんな事に安堵しながらコートのポケットから『ミエナクナ〜ル』を取り出した。
そう言えば最近…これ飲んでなくても痴女が凄いんだよな。
まっ…いいか。


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