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腹違いの妹・冨喜代
【兄妹相姦 官能小説】

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腹違いの妹・冨喜代-3

兄さんが明美姉さんと男女の仲であっても構わない。
…それは仕方がないものとしてあきらめることはできる。
ただ、私だってそういう関係になりたい。兄さんに愛されたい。…女として抱かれたいのだ。
(兄さん、私じゃだめなの?)

なぜか、僕は二人の妹を愛してしまった。
異常であることは分かっているが、どうしようもない。
…そして今さらのように気づいた。
いま隣にいる冨喜代も妹である。



途中のM駅を過ぎたが、会話は一向に進展しない。
ずっと話は途切れないものの、仕事や家族の話ばかりが延々と続いている。
このままG駅に着いてしまったら、それじゃぁ…と言って別れるだけだ。
そうなったら、またいつ会えるか分からない。
(どうしよう…)思わず黙り込んでしまった。
兄さんが怪訝そうにこちらを見ているのが分かる。
(どうしよう、どうしよう…)目をつむった。
…自分の気持ちに素直になろうと決心した。

仕事の話とか、他の兄弟姉妹たちの話を続けてきたが、ふと、冨喜代の話が途切れた。
どうしたのかと思って顔を見る。その瞬間、はっとした。…似ている! 
姉妹だから当然なのだが、明美にそっくりである。いや、真知子にも似ている。
二人に比べると少し大柄だが、二重まぶた、唇の形など…ちょうど二人を足して2で割った感じの雰囲気を持っている。
胸はやや小ぶりだが、ブラウスの上からも分かるほど乳首がつんと立って見事な張りをしている。
(冨喜代…)
久しぶりに血が騒いだ。


「兄さん、私、このままN駅まで行って、兄さんと一緒に降りてもいい?」
思っていることをそのまま口にした。
兄さんが何か言う前におっかぶせた。
「このまま別れるのは嫌…せっかく兄さんに会えたんだもん。もっと一緒にいたい」
意外なことに、そして嬉しいことに、兄さんはあっさりと承諾してくれた。
…逆にわたしのことを心配してくれる。
「私も、場合によっては京都に泊まるって言ってあるから大丈夫。…兄さん、ホントにN駅で一緒に降りてもいいのね。嬉しい!」
思い切って腕を兄さんの腕にからませて甘える。

冨喜代が沈黙を破って、また話しかけてきた。
降りるはずのG駅を乗り越して、僕と一緒にN駅まで行きたい…と言う。
もちろん、それはいい。むしろ自分からそれを言い出したかったが、これまでさほど親密ではなかった冨喜代に、どう切り出してよいか分からなかったのだ。
「…分かった、いいよ。オレ、時間はかなり自由になるし、もともと今夜は京都に泊まろうかと思ってたくらいだから…。でも、冨喜代、お前はいいのか?」
冨喜代は目を輝かせて頷き、腕をからませてきた。まだ若い、張りのある胸の感触が腕に伝わる。
…思いがけない展開だが、合わせて9人兄妹の一番上の兄と一番下の妹が、これから夜を一緒に過ごすことになる。





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