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腹違いの妹・冨喜代
【兄妹相姦 官能小説】

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腹違いの妹・冨喜代-2

兄さんには今もときどきにしか会えないが、ひたすら憧れの感情を抱きながら生きてきた。
私は独身のまま35歳になってしまった。いわゆるキャリアウーマンである。家族を養わなければ…という思いが強かったことも確かだが、兄さん以外に好きな異性が現れなかった…というのが、独身を続けた本当の理由である。
前回兄さんと会ったのは父の葬儀のときだったから、もう3年前になる。
三回忌のときも招待したのだが、仕事が忙しいとのことで来てもらえなかった。
だから、偶然ここで会えたのは嬉しくて仕方がない。
…ただ、兄さんは、私のことは眼中にないだろう。
今も、会話の中でしきりに私を褒めたりしているが、仕事のことや、女手一つで母親を含めて家族を養っている…ということだけである。
(兄さん、女としての私はどう?…魅力ない?)

僕が大学生の頃、父親たちの消息が知れた。隣県のH市に住んでいたのだ。
僕は決心して会いに行った。父親にではない、明美に会いに行ったのだ。中学生になっていた明美はドキッとするほど美しく成長していた。
弟や妹も生まれていた。だが、僕は明美に会いたいだけの一心で、毎年数回はH市を訪れていた。
冨喜代は明美の妹である。別れて10数年のうちに、父親は叔母に4人の子どもを産ませた。男2人、女2人である。冨喜代は6人兄弟姉妹の末っ子ということになる。
上の兄姉たちがあまり頼りにならないせいなのか、冨喜代は一番のしっかり者である。
ずっと真面目に働いてきて、会社でも営業課長という認められた地位にあるし、残った家族全員を支えている大黒柱でもある。…父親が死んだときも、喪主として葬儀を立派に取り仕切っていた。
ただ、これまで僕が冨喜代を特に意識するということはなかった。小さな頃から他の兄弟姉妹たちと一緒に遊んでやったりしたが、あくまでも親戚の子どもに対するような気持ちでしかなかった。



私は知っている。兄さんは、きっと姉の明美が好きなのだ。
私たちは男3人、女3人の6人兄弟である。明美姉さんが長女で、私は末っ子の妹。一番年上は長男の栄治であり、昔、一時期ではあるが、栄治兄さんと明美姉さんは、隣県にある兄さんの実家で一緒に暮らしたことがあるということを聞いた。
だから、兄さんが明美姉さんに対して特別な想いを持っていたとしても不思議ではない。
二人の間には、誰も入れない独特の雰囲気がある。くやしさもあって、私は一度姉さんに、兄さんとの間に何かあるのでは…つまり、男女の関係を疑うような問いをしたことがある。
姉は答えをはぐらかしたが、私は自分の直感を信じている。明美姉さんは、間違いなく兄さんを愛している。そして、兄さんも…。だから、きっと二人は深い関係にあるに違いない。もちろん、それが事実なら兄妹…しかもほとんど実の兄妹と変わらない…による近親相姦である。
…だが、それでもいい。

僕には明美だけが特別な存在だった。
僕は、明美と再会した瞬間から彼女を女性として愛してしまった。実の兄妹と変わらないほどの、濃い血の繋がりがあることは百も承知の上である。
明美もまた僕を慕い、求めていた。それを確認した上で、二人は自然に男女の仲になった。明美が高校3年のときである。
それ以来、僕と明美はときどき体を重ねている。年に数回であるが、それゆえに会えば激しいセックスをする。不謹慎だが、父親の葬儀の後も、僕と明美は一緒にホテルに入った。
明美は隠しているが、明美の一人息子は、きっと僕との間にできた子どもである。
…そして、実は、僕にはこの世の中にもう一人愛する女性がいる。それは、4歳下の実の妹…真知子である。
真知子の処女も僕が奪った。長い年月が経った今でも、月に一度は二人だけの時間を過ごしている。
もちろんではあるが、明美も真知子も、お互いにそのことは知らない。




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