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チョコレート・デイズ‐りくとリナ
【学園物 官能小説】

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チョコレート・デイズ‐りくとリナ‐ 4-1

バニラU

遡る事数十分前
「リナさぁん…勝負っスよぉ!」
元々酔っ払うと脱ぎ癖のあるバニラだ。
しかも、りくから与えられたご褒美の件を思い出していた。
イケてないボーイズでも使い様だと思い始めていた。
下着姿になった自分の身体を見つめる目つきにも…かなり期待させるモノもあった。
しかもシコタマ酔っ払ったバニラ。
ぼぉ〜としてくるくらい…エッチをしたい気分だった。

お姫様ゲームが始まった。
「やりぃ!」
一発目から幸先よくバニラがお姫様。
「ひめぇ〜!」
バニラの口から出るのはもちろん姫コール。
そして指令カードはキス。
まぁいいだろ。
「むひひひひ…」
バニラは下品な笑いを浮かべて下僕をシャッフルし始めた。
下僕はマトコ(のちにリナに下僕Aと呼ばれる)一人だった。
まぁ…ゲームは始まったばかりだ。
「チュウしろよ…マコト…」
ピンク縁の伊達眼鏡を鼻先にずらしてかけたバニラが唇をタコさんの様に突き出してキスを待った。
生唾を飲み込むマコトの唇が近づいてきた。
そして…。
ブチュュュ…。
マコトの唇がバニラの唇に吸い付いてきた。
バニラはピンク縁の眼鏡越しの瞳をうっとりと閉じる。
「ん…ふん…ふ…」
口の中に押し入ってきたマコトの舌を鼻を鳴らして迎え入れるバニラ。
その口元には一筋のヨダレがタレ落ちている。
「ふん…チュピ…あはっ」
より激しくマコトの唇を吸うバニラ。
いつの間にか自分の股ぐらに指先を推し進め…パンティの上から柔らかい秘肉を擦っていた。
大抵の人間は酔うと普段の時よりスケベになるが…バニラは人一倍その度合いが大きかった。
「んは…ベチャ…んふ…グチュ…」
唾液に塗れたバニラとマコトのキスは益々激しく舌を絡め合っている。
「じ…時間だよ!」
下僕になりそこねたシン(のちにリナに下僕Bと呼ばれる)はソワソワと時間の終了を告げた。
シンやイケてないボーイズのもう一人…啓太(のちにリナに下僕Cと呼ばれる)は早く次のゲームに進む事しか考えていない。
次こそは下僕になる為に…。
マコトがニタニタしながらも名残惜しいそうにバニラの唇から離れた。
「早く…次いこうよ」
離れたばかりのマコトも次のゲームに更なる期待を込める。
「あ…あぁ」
ぽぉ〜として、さり気なく自分の股ぐらを触っていたバニラ。
我にかえると冷めた目つきのリナと姫決め。
「よっしぁ〜!!」
次もクィーンのカードを引いたのはバニラ。
「ひめ!ひめ!」
バニラが唾を飛ばしての姫コール。
そして指令カードは…。
ポッキーゲーム。
下僕はまたまたマコトのみ。
「まきだ!まき!」
バニラは急いでポッキーゲームを消化する。
今さら、このゲームは物足りな過ぎる。
あっと言う間にノルマの本数のポッキーを食べ終えた。


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