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HOLIDAY
【女性向け 官能小説】

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HOLIDAY-後編--5

「ああ、気持ちいい。動くよ」
「うん…」

片足を上げた淫らな格好で僕を誘う。
薄桃に色づいた肌は汗ばんできている。
接合部は水音をたて、泡だった白いものが流れ落ち、彼女の太股を濡らしていた。
彼女の瞳はその様をじっと見ていた。

「あっ…あはぁっ… だめっ!いくっ…」
「う!」

彼女が口を引き結んだ。
僕も到達した。我慢してきた高ぶりが一気に解放される。彼女が絞りとっていく。

「ぁ… んぁ…」

微かな余韻に彼女が小さく反応した。

結合を解くと脚を下ろして、弛緩していく。

ふと、気が付くと彼女はとろんとした瞳で鏡越しに僕の顔を見ていた。少し笑ってた。
ベッドに戻ると、ころんと転がり僕の懐に入ってきた。

「眠いの。明日会社だからお泊まりはしない予定だけど、一時間だけ寝ていい?」
「いいよ」

僕は身体を起こし、彼女の頭を撫でた。

「おやすみ」

彼女に額にキスをして僕はベットから離れた。
寝てる間に風呂に入ることにした。

「ねえ、圭さん。圭さんのイッてる顔ってすごくセクシー…」

微睡みながら、彼女が笑った。

不意打ちに僕は気の利いた返しができなかった。

「……それは美里さんでしょ」

そう答えた時、もう反応は無かった。
僕は苦笑してバスルームへ足を踏みいれた。

fin.


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