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若芽の滴
【鬼畜 官能小説】

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若芽の滴-5

(嫌…嫌あぁ!!)


尻や太股には無数の手が伸び、掌に丸めるようにスカートをたくし上げていった。
そして、汐里の前に座っていた男達までが、捲れていくスカートに手を伸ばし、花のように広げていった。


(う、嘘!?…そんな……離してぇ!!!)


座っている男達は、つばの長いキャップを深々と被っている為、その顔までは見えなかったが、笑みを浮かべた唇がヒクヒクと動き、生臭い吐息を絶え間無く吐き出しているのは見えていた。
後ろからも、薄気味悪い吐息と、酒臭い口臭が、汐里の髪と耳と鼓膜にへばり付く。


(やめてッ!!やめてよぉ!!)


前から後ろからスカートを掴み、少女の下半身を露にしようと、痴漢達は身を寄せる。
汐里も左手のみで必死にスカートを掴み、元に戻そうと抵抗するが、四方から伸びる手には敵う筈もなく、遂に純白のパンティに包まれた、瑞瑞しい《果物》が晒された。
それは、前見ごろも後ろ見ごろも大きな、色気とは全く無縁な薄布であったが、発育を妨げない為に形作られた優しい防着であった。
その柔らかな布に包まれた果物は、すくすくと育ち、これから更に美しく育つであろう事を、予感させるに充分であった。


「ひッ…!!ぎひ!!」


まだ食すには早い果物を、痴漢達は遠慮無く指食(ししょく)した。丸い形を確かめるように撫で回し、弾力を楽しむように揉みしだき、後ろ見ごろの中まで手を潜らせ、滑らかな肌の感触を味わっていた。
押し殺したような悲鳴は、けたたましい車輪の音に掻き消され、そのまま虚しく消えていった……痴漢達は、自らの立ち位置を巧みに移動させ、汐里の姿が死角になるように、壁を作り上げていた。
他の乗客達は、共用している空間での、この非道に気付いてはいない……。


電車はカーブに差し掛かり、車体が大きく揺れた。
と、よろめいた汐里の脚の間へ、シートに座っていた男がいきなり右足を差し込み、そのまま足を組んだ。


(!!!!)


数日前は、この揺れに助けられたのだが、今日は、この揺れまでが痴漢達の味方をする。

『…へへ…へ……』

(ちょっ…離し……イヤあぁ!!)


シートに座っている男は、汐里の丸められたスカートを両手で掴み、車体の揺れに合わせてグイグイと汐里の体を引き付けた……必死に抵抗して体を捩るが、成人男性の腕力に敵う筈もなく、がに股で男の両足を跨ぐ姿勢を取らされてしまった。


(こ、こんな格好……もうヤダ!!ヤダぁ!)


振り払おうと抗う左手は、捻られて背中に押し付けられ、閉ざす事を封じられた股間には、痴漢達の手が伸びようとしていた。


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