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イジメテアゲル!
【学園物 官能小説】

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イジメテアゲル!-38

〜〜

 亀頭を飲み込むと、彼女の口から苦しそうな杜息が漏れ、突っ張っていた足がガクガクと震え、そのうちに自重を支えられなくなり、英助に着地する。
「うはぁあああん……」
 痛みによる、というよりはどこか煽情的で、その頬は薄っすらと赤味が射している。
 きっと美奈も感じている。
 そう確信した彼は、彼女の腰に手を当て、前後左右に揺さぶり始める。
「わ、わ、わぁ……ちょっと、英助……そんな風にされると……」
「俺のにすごい絡みついてくる」
「あ、あん、ふぁあ、私のアソコ、英助のでかき回されちゃう……あ、あ、やぁん、すごい、だめ、だって……」
「ミーさん、俺、もうすぐいきそう……」
「え、だって、私まで……や、なんか来る、きちゃうよ……、あ、い、いく、いきそ、いっくううう……!」
「ミーさんんんん……!」
 美奈の黄色い叫びを合図に膣内部が大きくうねる。
 英助は乱暴な膣襞に揉まれながら、下半身を襲う寒気のような快感に耐える。
 股間がきゅっと締まり、強制的に排尿を促されるような感覚に不安を持つものの、じわじわと身体に広がり始める恍惚に我慢も限界に達する。
「あ、熱い、熱いよ、英助の、私の中で出てる、やだ、溢れちゃう、すごく熱いの、私の中で……」
 半開きの瞳から涙が零れ、口元、鼻をぐしゃぐしゃにしながら、彼女は精を受け止める。

〜〜

 美奈の吐息が英助の耳を撫でる。彼がくすぐったそうに頭を揺らすと、美奈の身体がカクンと動く。
「ミーさん?」
「……ん、平気。英助の、また私の中で動いたから、びっくりしただけ」
「う、うん」
 三度目の射精を終えた彼だが、若さ故に、まだ少し元気がある。
「もう一回良い?」
「調子に乗るな!」
 美奈は英助の額をぺちんと叩く。英助は苦笑交じりにその手を取ると、自分の頬にこすりつける。
「ミーさんの手、柔らかくて冷たくて、スベスベして気持ちいい」
「んもう、おだてたって何もでないわよ」
「そんなつもりじゃないよ。ただ、事実だからさ」
 行為の熱が覚めやらぬ逸物を引き抜き、鮮血の滲む美奈のヴァギナをティッシュでそっと拭く。
「二人きり……だね」
 妙に空気が重い。行為を終えたばかりの頃は、「もう一度しよう」という雰囲気だったはずが、今は目を合わせるのも恥らいたくなる。むしろ多香子がいたほうが、自然に振舞えたのではないかというぐらい今の二人はぎこちない。
「五分三十七秒」
「何?」
 突然時刻を告げる美奈に英助は嫌な予感がした。
「七分二十秒、私の勝ちね」
 美奈は背中の下からストップウォッチを取り出し、見せびらかすように英助に突きつける。
「それ……」
「跳び箱の下にあったの」
「もう、ミーさんまで酷いよ」
「あら、いいじゃない。英助が私のことを多香子より一分四十三秒長く愛してくれたんだし……」
 若干のタイムラグはおそらく三度目の射精と戸惑ったことにある。
「それに、英助……私の言う通りにしてくれた。途中で怖くなって逃げると思ったけどね」
「俺はミーさんのこと知ってるつもりだけど、やっぱりまだまだだね」
「そうね、私はもっと深いわよ?」
「でも、これからはミーさんのこと……なんか照れくさいな」
「どうして?」
「だって、晴れて恋人でしょ? やっぱりなんかこう、実感がわかないっていうかさ」
「実感もなにも、英助と私はただの幼馴染よ?」
「え? だって、ミーさん俺のこと好きって、俺だってミーさんのこと大好きだし……」
「そうよ。でも、彼氏彼女って言うのとはまた別。だって英助、私の理想にはまだまだ遠いもの?」
「そんな……、だってエッチ……」
「エッチしただけで恋人? それなら多香子のお尻で追いかけたら?」
 さも出来ないだろうと笑う彼女だが、英助自身、美奈の本当の気持ちに触れてしまい、安易な逃げに走れない。
「いいじゃない……私だってもう少し英助との片思いを楽しみたいんだし……それに」
「それに?」
「もっと教育してあげないと」


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