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ミス・イケメン
【純愛 恋愛小説】

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ミス・イケメン-3

数学の時間の前の休み時間。よし!十和さんに話しかけてみよう♪
十和さんが鏡を見ながら、手の凝った髪形を慎重に直しているから…。

「十和さん。俺にも貸して?」
「いいよ。」

鏡にうつる俺の顔。悪くはないけど、俺ってかなり地味かも。思ってる以上にあんまかっけくねぇし、色なんて白くてみっともねぇ(はぁ…
成績どころかビジュアル的にもほど遠いなぁ。俺、嫌われてるどころか馬鹿にまでされてるかも(凹
十和さんは何やら難しい本なんて読み出してるし…んと、何ナニ?

「原子力の…どーちゃらこーちゃら?」
「…。」
「難しい?」
「いや。」
「って、いかにも難しいじゃん!いつもこんなの読んでんのかよ。」
「本ってこんなのばっかでしょ。君は読者しないのかい?」
「あのさぁ、俺のこと君とかしか呼ばないよね?」
「…今日はいい天気だなー。」
「をい!!!」

こいつわかりやすく話そらそうだなんてしてやがる(怒)

「ほら、杉田君って呼んでよ。なんなら尚樹でも。」
「思い込み激しい人。」
「おいおいおい!;」

まさか、三ヶ月も同じクラスでしかも隣で名前覚えらんねーの?どこまで周りに無頓着…てか無関心なんだよ!
もうまるっきり、俺なんか眼中にも意中にもねぇってことじゃん。あんまりわかりやす過ぎて余計に凹むってば。
あぁ、俺マジで馬鹿にされてる(泣)
チャイムが鳴って先生が入ってきた。とうとう数学の時間。数学自体は嫌いだけど、十和さんのかっこいい表情が見れるからこの時間は好き(笑
今だって寝ないでちゃんと集中してやってる。数学は真面目なんだよなぁ。前髪からのぞく赤い鋭利な瞳がかっこ良くてマジそそる。

「数学は寝ないよね。」
「だから?」

こっちも見ずにさらりと流されるんですよ。しかも刺があるからなお痛い。

「いつも授業は寝てるか携帯いじってるか本読んでるかじゃん。さすが数学トップだしね。」
「数学だけは。」
「でも、理系すげくねぇ?あと、英検と数検2級なんだろー。どーこー言って十和さんは…ん?」

十和さんは遠くて軽蔑するような目でこっちを見ていた。しかも横目で。

「どこでそんな情報仕入れたんだよ。このストーカー。」
「Σ酷っ!それはねぇだろ。あのー、もう少し優しく出来ません?」
「酷い?傷付いてもいねーくせに。お前ごときに優しくしてられるかよ、思い込み激しい上に勘違いするなよ。」

完敗。この人達者すぎ。てか、何でそこまで呂律がまわるわけ?
後ろで神山の十和さんいびりがまた始まった。…こいつも懲りないなぁ。

「また神山の奴始まったよ。」
「で?」
「…どう思う?」
「うざい。キモい。付き合ってらんない。」
「…言っちまったよ。」

十和さんの一言は普通に近辺に聞こえたらしく、神山は何故か一人でウケてる。よし、盛り上げるために俺も何か言わないと。

「周り迷惑がってるよな。」
「死ねとは言わないけど、消えてくれたらどんなにこのクラスが平和になるか。あ、この学校がの間違いか。」
「…;」

ダメだ。まともに付いていけない(汗)他の毒が全然あまっちょろく感じちまうよ。

「たかが馬鹿一人傷つけるために、広い範囲に迷惑かけてまで馬鹿みたいだよ。本当。知ったこっちゃないんだけどね。」

ん?表情が少し変わった。それに珍しく二言だ。
てか、問題解きながらだし…何て器用なんだよ。
ちなみに十和さん俺って言う時がある。何故か不自然じゃないんだな。つーか、暴言の方が印象強すぎ。

「何で言い返せさねぇの?」
「無駄。面倒。下らん。」
「…あ、そう。;」

…もうこの人色んな修羅場くぐり抜けてる?あー、何かこの人プライド高いっつーか、俺様気質入ってんじゃねぇの?頭良くなり過ぎても、どっかおかしくなるんだなぁ〜。
というか、十和さんと仲良くなるにはどうすれば?(汗

「あ、馬鹿って自分のこと言ってんだよな?」
「それが?」
「全然違ぇだろ。そんなら俺なんかどうよ?超馬鹿か?」
「うん。」
「…今、0.02秒で返事返さなかった?酷ぇよ。(涙)」

あぁ、本当口じゃかなわない…。(汗


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