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地獄に殴りこみ
【コメディ 恋愛小説】

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地獄に殴りこみ 〜3〜-4

「んで、どうする?これからどこに向かうんだ?」
「そうだね〜、ちょっと離れたところに娯楽施設があるの。」
「地獄に娯楽施設か。もはやなんでもありだな。」
「まぁ、暇人だしな。そういう方面に需要が伸びるのは当然だ。」
「後は、刑罰を与えるとこかな?」
「刑罰?」
「やっぱり地獄だからね、悪いことした人に反省させるための施設があるのよ」
「なるほどな。例えばどんなのがあるんだ?」
やっぱり針地獄とかそんなんか?
「ううん、昔はそうだったけど今はもっと現代風にアレンジされてるよ。」
「どんな風に?」
「綱なしバンジー100連発とか。」
怖いよ。
「黒板引っかく音を聞かせ続けたり。」
精神が破壊されるな、確実に。
「あとはでっかい打ち上げ花火に括り付けて点火したりだな。」
最後は爆発するやつ?
「もちろん」
決めた、生き返ったら悪さだけはしないでおこう。
「まぁ、どちらもここから遠いからまた今度案内するというのはどうだ?」
「そうだね、今日は帰ろっか」
「おぅ、わかった」
「あとは天国にも連れてってやらないとな。」
「ああ、それはぜひ頼む。」
マジで見たいな、天国は。
「さてと、帰りますか〜。」



「こらーー!!レイミーー!!」
「きゃあ〜〜。」
「今度はなにやらかしたんだ?」
「なんでもフェイのパット付きブラジャーに『嘘の塊』って油性で書いたらしい。」
「まあ、間違ってはないな。」
「ぶっ殺してやるーー!!」
「なあ、お前らでも死んだりするのか?」
「そりゃな。ただとてつもなく寿命が長いし、そう簡単には死なんな。」
「まぁ、マリー・セレステ号の犯人なわけだしな。」
「待たんかーー!!」
「いやぁぁ〜〜!!」
とてもそうは見えねえな。ほんとに俺生き返れんのかな、あいつに任せて。とてつもなく不安だ・・・。んでもまぁ、なんだ、その、ここの生活も楽しくないわけではないから・・・しばらくなら我慢するとしますか。


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