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寒い夜の拾い物…
【OL/お姉さん 官能小説】

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寒い夜の拾い物… 第二章-3

 健司は二人の会話が気になったがいつまでも聞き耳をたてているのもまずいと思い、そのまま二階の自分の部屋に行った。
 部屋に入ってからも健司は美樹の事が頭から離れなかった。
(美樹さん俺の事からかってたのかなあ、でも姉ちゃんにも俺の事格好いいって言ってたし…もし姉ちゃんが帰ってこなかったらあの後どういう展開になってたのかなぁ、もしかしたらエッチな…)
 そこまで考えて健司は苦笑した。
(まぁ姉ちゃんがいつ帰ってくるか判んないのにそりゃ無いか、それにちゃんと喋ったの今日が初めてなのに美樹さんそんな軽くないだろうし、…でもさっきの美樹さんの目つき妖しかったしなぁ、でもやっぱりからかわれたのかなぁ、あぁ全然判らない、でも気になってしょうがない)
 健司は頭を抱え考えたが結局、答えは出なかった。
(それにしても美樹さんの息、いい匂いだったなぁ、そういえば俺酔っ払った美樹さんやっちゃったんだよな、…ヤバい、思い出したら興奮してきた)
 そう思うと急に我慢出来無くなり以前美樹から脱がして持ち帰ったパンティを出し、匂いを嗅ぎながら、あの時の事やさっきの事を思い出しながらオナニーをしてしまった。



 その夜、健司は二人に強引に誘われ三人で近くのレストランに夕食を食べに行った。
 美樹は昼間の事には一切触れず、買ったばかりの携帯を楽しそうにいじっていた。
 健司もあまり美樹とは喋らずにいると意地悪な顔をした姉に
「あれぇ?健司、ずいぶん静かねぇ、昼間は随分美樹と楽しくお喋りしてたんじゃなかったの?」
とからかわれたりした。
 それを聞いた美樹は笑いながら
「あらぁ、健司君は私と二人っきりでお喋りするのがいいんだもんね、ねぇ健司君」
と冗談を言ったりして…
 そのまま何事も無く食事は終わった。
 帰る途中、二人はコンビニに行くと言うので健司はそのまま家に帰った。



 それから数時間後、健司は風呂に入ろうと風呂場に向かう時、何気なく居間を覗くと二人は酒を飲んでいた。
 夏美は健司に気づくと
「あ、健司、今日美樹家に泊まるからね」
「よろしくね、健司君」
と言ってまた二人で盛り上がっていた。
(美樹さん今日泊まるんだ、でも妊娠してるのに酒なんか飲んで平気なのかなあ)
 健司はそんな事を風呂に入りながら考えていた。
 風呂から上がり、部屋に戻ってから三十分程経った頃、階段を上がってくる足音が聞こえてきた。
 健司が何だ?と思ってドアの方を見ているとノックと共に
「健司君、起きてる?」
と美樹の声が聞こえてきた。
 健司は慌ててベッドから飛び起きて
「えっ、美樹さん?おっ、起きてますけど…何で?」
と答えるとドアが開き美樹が部屋に入ってきた。
「うふふ、遊びに来ちゃった、迷惑だった?」
とイタズラっぽく微笑みながら。
「いえ、全然迷惑なんかじゃ無いけど、どうしたんですか、姉ちゃんは…」
 健司が驚いてそう聞くと
「下で酔っ払って完全に寝ちゃってるよ、夏美お酒弱いんだよね、もうしばらくは起きないよ、私妊娠してるからあんまり飲まなかったんだ」
と言いながらベッドの横に座った。
 そして
「昼間夏美が帰ってきた時言ったでしょ、また後で話そうねって」
と意味ありげな笑顔で言ってきた。 そして健司の膝に手をのせて
「昼間のお話しの続きしよっか、…ねぇ健司君、私の事どう思う?別に興味無い?」
と健司の目をジッと見つめながら言った。


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