投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

幼なじみの法則
【幼馴染 恋愛小説】

幼なじみの法則の最初へ 幼なじみの法則 4 幼なじみの法則 6 幼なじみの法則の最後へ

幼なじみの法則@-5

――――――――――

今日は火曜日!カテキョの日!!

あたしは急いでうちに帰り、シャワーを浴びた。
シャワーから上がると、新しく買った甘い香りのする洗い流さないトリートメントをつけ、ドライヤーで髪を乾かす。
健吾、この香り気づいてくれるかな、なんて思いながら。

健吾。あたしもう妹なんかじゃ嫌だよ....女の子として見てほしいの――――



ふと、ケータイが点滅している事に気がついた。

【不在着信1件 みっくん】

ありゃ、ドライヤーの音でバイブに気づかなかったかな。

すぐにみっくんに電話をかける。
プルル、と鳴って1コール目でみっくんはすぐに出た。


「あのさ、俺めずらしく勉強しようと思ってたんだけど。英語!
で、したら辞書がっこに忘れてきちまってて!
お前んち歯医者の隣だろ?いま向かってるから貸して!!」


そこで通話は途切れた。
え〜っ、なんて横暴なやり口....
まぁでもこっち向かってるって言ってるのに追い返すのも悪いし。
あたしは観念して辞書を持ち、家の外でみっくんが来るのを待っていた。
カテキョの時間までまだ2時間もあるし、みっくんは辞書渡したらすぐ帰ってもらえば良いし。



“そつがない”

陰で女子にそんな事を言われているのに。
あたしはその日、やらかしてしまった――――


幼なじみの法則の最初へ 幼なじみの法則 4 幼なじみの法則 6 幼なじみの法則の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前