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操れるかも! 操られるかも!?
【その他 官能小説】

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操れるかも! 操られるかも!?-7

第3話 『バースデイ・プレゼント』


「素直でよろしい」
 俺はにっこりと千佳に向かって微笑みかけた。
「……」
 千佳は俺の方をちらっと見たが、すぐに視線を落として
再び何かを考えているようだ。
 まぁ俺に『他人を自由に操る力』があるなんて普通は思
わないから、千佳は俺の言うことを素直に実行してしまっ
た自分自身に疑いを向けているのだろう。
 それはそれで面白いとは思ったが、大介が部室に戻って
くるまでに千佳に絶対服従を誓わせたかった俺は、千佳に
主人は誰かを早めにわからせておきたかった。
 そのためにもさらに大胆な命令をしてみることにした。

「素直ついでにおっぱいでも見せてくれたら嬉しいんだけ
どなぁ」
「!! な、何言ってんのよ。何でそんなこと……」
 ……う〜ん、はっきり言わないと駄目みたいだな……
「おっぱい見せて」
「この……え? あ? やあっ!」
 千佳はどうやら俺を殴ろうとしたみたいだったが、体は
思い通りに動かず、シャツの真ん中辺りのボタンを一つず
つ外すと、その下に着けていた水色のブラジャーにも手を
かける。
「な!? なんで!? いやだっ」
 ブラジャーは上にたくしあげられ千佳の小さい胸が現れ
た。
 日焼けとは無縁の白い隆起の頂点に淡い桃色の乳首が可
愛らしく乗っかった千佳の乳房が、俺の目の前で小刻みに
震えている。俺は当然見ているだけでは物足りなくなって
きていた。
「千佳ちゃんてば、素直すぎるんじゃない?」
 千佳の胸から目を離し千佳の顔を見上げると、千佳は目
に涙を浮かべて唇を噛みしめている。
「私……なんで……こんなことしちゃうの?」
 千佳はまだ自分の方がおかしくなったと思ってるようで
あった。
 俺は千佳を安心させてあげよう……とはちっとも思わな
かったが、泣き顔の千佳の頭を撫でながら、
「う〜ん、それはだね」
と種明かしを始める。
「例えば俺が普通にこんなことしようとすると……」
 俺の腕が制服のスカートの中に伸びていく。
「ちょっ……いやっ!」
 千佳の手がスカートに潜りこもうとする俺の腕を妨害す
る。俺はすかさず手を引きにやりと笑う。
「……と、こうなるけど……例えば……」
 千佳はわけがわからないといった顔で俺の顔を見る。
 俺はそんな千佳の目を見ながら大きめの声で
「パンティを脱げ!」
と命令した。
 千佳の手は意外な言葉に困惑している千佳の頭を置き去
りにしてスカートの中の下着をスルスルと下ろし始める。
「!? あ、いや……いやぁ……」
 千佳は勝手に動く自分の手に完全に脅えている。千佳の
手は、たいした時間もかけずにショーツを千佳の足元に落
としてしまう。
「……するとこうなるわけ」
 俺はわざと軽く言ってのけた。
 千佳は慌ててその手で脱いだばかりの下着を拾っていた
が、その言葉が耳に入った瞬間、驚いた顔で俺の顔を見上
げる。
「……ま、まさか……先輩が!?」
「脱げ、と言ったのは俺だったろ? ……俺は『他人を自
由に操る力』を手に入れたんだ」
「そんな……そんな力……あるはず……」
 千佳の体がじりじりと後ずさりしていく。しかし、ここ
で逃げられるわけにはいかない。
「動くな!」
 俺は昨晩親父に自分がされた命令を今日は千佳にする。
「……あ、ああ……ひ……」
 本当に体が動かなくなってしまったことで千佳の恐怖は
さらに大きくなる。
 俺は千佳の動きを止めたまま、部室のドアの鍵をかけに
行く。大介が戻ってきても鍵をかけておけば時間稼ぎがで
きる。窓には『めざせ甲子園』と大介の汚い字で書かれた
大きな貼紙が何枚もしてある。中の様子はその隙間からで
はよく見えないはずだ。
 できる限りの安全を確保したことを確認した俺は、千佳
の側へと歩み寄る。千佳の顔はもう真っ青になっている。
 俺は俺がこれからしようとしていることへの興奮で心臓
が高鳴り、息が荒くなり、視界が狭くなる。


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