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恋人に捧げる舞子の物語
【SM 官能小説】

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恋人に捧げる舞子の物語(驟雨編)(その2)-3

じわじわとさざ波のように押し寄せてくる排泄感…それは、やがて大きな波となってあなたの中
でうねり始める…。その波打つ腹部の中で、注ぎ込まれた溶液がまるで生き物のように唸り声を
あげ始めるのだ。
排泄欲に耐えるため、あなたの尻蕾がひくひくと痙攣し、そのアナル栓を強く締めつける。
やがてあなたは、刃物で臓腑を深く抉られるような鈍い痛みに腹部を襲われるのだ。その便意を
押さえる苦しさ…あなたは宙に吊られた体を激しく悶えさせ、尻を振り、髪を振り乱し、咽喉を
鳴らす。じわりじわりと脂汗があなたの白い首筋を垂れる…。


「…うっ…うっ…」

やがて灼けるような便意があなたの腹部を襲ってくる。その苦しさに喘ぐあなたの頬を、男は
ゆっくりと撫でる…。あなたはその淫猥な男の掌から逃れるように顔をよじる。

「どうだ…浣腸されて、嬉しいか…好きなんだろ…こうやって苛められるのが…」


あのときから、あなたは気づいていたのだ…あなたの中のMの微かな予感を…。
自分の愛が揺らぎ、その愛の息苦しさにのたうち、呻き声を絞り出し、内奥が暗がりを持ち始め
たとき、あなたは恋人の蒼い背中に爪をたてるほど強く彼を求める…。


…舞子の体からは、どこか頽廃的な匂いがする…

あなたの薄い下着の上から、恋人の唇が初めて吸いつくような愛撫を始めたとき、恋人がそう
囁いたことをあなたは憶えているだろうか…。

あなたの欲情は尽きることを知らない…。充たされることのない飢えた肉体…
だからこそあなたは、陰部の肉が抉れるくらい肉棒で突き上げられ、恋人の両手で死に至るほど
強く首を絞められる快感を望むのだ。しかし求めれば求めるほど、あなたはその性の絶頂から
虚しく遠ざかることを知っている。
そして愛を裏切られ、失意に覆われた体は、苛まれることでしか呪縛された性から解き放たれ、
肉の悦びを得ることはできないのだ…。


「ほら、もっと尻を振ってみろ…」


男のざらりとした掌があなたの臀部を撫であげる…。
剥げ落ちた天井の暗闇から垂れ下がる鎖の束であなたは手足を括られ、捕らえられた獲物のよう
に体を曲げ、その持ち上げた白い尻を喘がせていた。吊られた裸身をくねらせ、白い臀部を悩ま
しく振り、尻穴をひくつかせ、挿入されたアナル栓を強く喰い締めるのだ。


やがてあなたの排泄欲は、無数の蟻が腸の粘膜に群がり喰いつくような痛みに変わってくる。
あなたの荒い息づかいだけが暗闇の中に響く。その自分の喘ぎ声さえ、あなたは快感とするのだ。
男の目の前に晒されたあなたの尻蕾の羞恥の源に、滲み出した体液が流れる。

やがて男は、浣腸液で膨れたあなたの下腹を、ゆっくり撫であげるように揉み始める。

「やっ、やめてー」


男は、あなたの膨れた下腹部を淫靡に揉みほぐす。その指圧によって刺激された溶液が腹部の中
で、さらに激流のように渦を巻く。排泄の欲求は、やがて腰骨さえ砕くような鈍痛に変わるのだ。
そして男はあなたの臀部に滲みた汗を嗅ぎ始める…。


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