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Friends
【青春 恋愛小説】

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Friends-6

「まっNGの言葉、言った省吾が悪いわな」
あの先生に年令の事を言うのは自殺行為っうのはすげぇ有名で、皆言わないようにしてんのになぁ〜まったく省吾は。
『いやぁぁぁ!!』
廊下から悲痛な叫びが聞こえてきた。
「死ぬなよ省吾…」


5分後、廊下から先生と死にかけ省吾が教室に入ってきた。先生は教壇に上がって話し始めた。
「ん〜とね〜今日の一時間目は修学旅行の班を決めるよぉ〜オ〜」
んっ? 修学旅行なんて初耳だな?何時なのか聞くために僕は手を上げた。
「先生」
「どぅしたの、すがやちゃん? 愛の告白なら今はむりょ〜プリッ」
「そんな首を45度に曲げられて可愛らしさをアピールされても困ります。そんなことより修学旅行って何時なんですか?」
「えっ…明日だょ?」
『えぇぇぇぇぇぇぇ!!』
皆、先生の方を向いて絶叫。
「てへっ、しぐちゃん今まで忘れちゃってたの、許してチャ〜ダーリン」
「もういいっす。おとなしく班決めます」
僕は席につき、ため息を一回して周囲を見回す。皆は席を移動して仲の良い友達と班を作ってるみたいだ。
そんな中、僕と省吾と聖は自分の机から一歩たりとも動かない。
 何を言わなくても僕らはいつも同じ班だ。
「じゃあ班ごとにまとまってね〜」
先生の声に従って、皆班ごとにまとまりだした。僕と省吾は席を立ち、聖の席へ移動した。
「やっぱりこの三人なんだな」
省吾が呆れた様にフンッと鼻で笑う。
「じゃあ省吾は違う班になれば?」
僕は真剣な顔で省吾に言った。
「おわっ! ちょっと待てよ! ギャグだよギャグ!」
「嘘だよ嘘、そんなに驚くなって」
僕は表情を崩し、省吾の肩を平手で叩く。
「そんなにびびんなって」
「いやっ、お前の言い方恐いわ」
省吾はハァーと息を吐く。
「じゃあこの三人でいいよな。聖もいいだろ?」
「いいよぉ〜」
聖が手をひらひらさせながら答える。
「は〜ぃしぐちゃんに注目〜」
先生は右手を上に挙げて皆の視線を集めた。
「班が出来た人達は代表一人決めてしぐちゃんに言いにきてねぇ〜」
僕は先生から目線を外し二人を見る。
「じゃあ僕が代表で言ってくるよ」
「よろしく」
「わるいな菅谷」


僕は教壇に上がり先生に班を言って二人の所に戻ろうとした。
 その時。
「すがやちゃん…ちょっと頼みがあるんだけど…」
先生がめずらしく真剣な面持ちで話し掛けてきた。
「どうしたんですか?」
「あのね…あの娘のことなんだけど…」
先生が指差した先には一人で俯いてポツンと座っている女の子が居た。たしか名前は…
「和泉夕(いずみゆう)ちゃんなんだけどね…どうやら友達が居ないらしいの…」
そういえばこの娘は休み時間になると何時も小説、読んでるよな。眼鏡で三つ編み、しかも暗い雰囲気…作者ごのみだな…
「っで僕にどうしろと?」
「ん〜と出来れば一緒の班になってほしいの」
「…………」
「っていうかぁ〜」
「…はぃ…」
「なれ!!」
そんなドスのきいた声で言わなくても…
「…わかりましたよ…でも一応二人に了承得てきてもいいですか?」
僕一人で決めたら後で二人にどんな愚痴を言われるか、わかったもんじゃない。
「ぅんいいょぉ〜でもすがやちゃん…」
先生は僕の唇に人差し指をそっと押しつけてこう言った。
「拒否権はないですょお〜」
鬼だこの人…


「……っと言うわけなんだけど…」
僕は二人の居る席に戻り、この横暴たる先生の発言を涙ながらに語った。
「別にいいけどよ。俺、あいつと話したことねぇぞ」
「私もぉ」
「僕もだよ…どうしよ」
僕は腕を組んで考える、本来なら同性の聖が行くのが一番なんだろうけど…多分…省吾行かせるのと大差無いような気がする。
「はぁ〜」
腕を組んだまま一回、ため息をつく。まっ仕方ないか。
「僕が声かけてくるよ」
そう言うと、二人に背を向けて和泉夕の所へ歩きだす。


「あのさ、僕らの班に入らない?」
僕は和泉夕の席の前まで来ると満面の笑みでそう言った。


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