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万華
【SM 官能小説】

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万華(その4)-4

私は中学生になると、ある全寮制のミッション系の女子校に入った。寮生活を始めた私はその
後の母とはあまり顔を会わせることはなかった。私自身が母と会いたくなかったのだ。
 そして私と母が住んだアパートも引き払われた後は、母とあの男がどこでどんな暮らしをして
いるのかさえ知らなかった。私は寮で生活する以外は叔母の家に帰ることが多かったのだ。
 そして母の静子が、私の知らない時間にあの男と体の関係を持っていることに不潔感と憎しみ
さえ抱くようになっていたのだ。

 年に何度か会うたびに化粧と香水が濃くなる母…そして何よりもときどき見かけた母静子の白
い手首に残る縄で縛られたような痕、そして豊満な胸元に残る赤い痣…。
 母静子があの男のどんな淫戯に腰を振り嬌声をあげていたのか、今の私にははっきりとわかっ
ている。それまで化粧気さえなかった母の肌が、あの男の手によって女の潤みを取り戻し、母は
すでに私の母ではなく、静子というひとりの女に変わっていったのだった。
 そして色情に溺れながらも、艶やかな美しさを増していく母に、私は少しずつ女の嫉妬さえ感
じ始めていたのだった。


「…このおちん○んで…夫を誘惑したのかしら…」
 尖ったヒールの爪先が、頭をもたげ始めた柔らかいアキラの肉樹を少しずつ強く腹部に押さえ
つけていく。
 そのエナメルの無機質な感触に、アキラは肉悦さえ感じ入るかのように下半身を悩ましく悶え
させ、その薄い胸を仰け反らせる。濡れて赤みを帯びた肉皮をハイヒールの靴底で転がすように
擦り踏みつけると、ときどきびくびくとアキラのペ○スが小魚のように靴裏で蠢くのだった。
 私は脚の太腿の筋肉が強ばるくらいに少しずつ体の重みを加えていく。アキラの淡い絹糸のよ
うな繊毛の絡まったハイヒールの踵が、アキラの下腹部の白い肌に突き刺さるように沈んでいく。
 アキラの濡れた亀頭が捩れ、その肉縁がハイヒールの側面から喘ぎながら抉り出されるようだ
った。
 私の脚先で、アキラの体のそのもっとも鋭敏な箇所が嬲られ、しだいに熱を帯びていくことに、
私は甘美な放心に似た陶酔を覚えていた。

「あっ…あ…」と、アキラが卑猥なよがり声を洩らす。
「あらあら、おちん○んが元気になったじゃない…」
 その無防備なアキラの肉棒を私のハイヒールが絡むように刺激し続けると、包皮からその赤く
なった生肉をむっくりと膨らませ、しだいに熱気を帯び喘ぐように硬さを増していく。
 その快感に耐えられないように歯を噛み鳴らしながら、しだいにアキラの息が荒くなる。
「あなたのものは、やっぱり苛められないと大きくならないのね…」と、私は狡猾そうな含み笑
いをしながら言った。
 アキラはその陰部にじわりと押し寄せるような肉の痛みで、後ろ手に革の枷で拘束された体を
悶えさせていた。
 私の脚で踏みつけられ、悶え、喘ぎ、撥ねる若い男の美しく蒼ざめた肢体…アキラの潤んだ瞳
が痛みを耐える苦悩の表情をしだいに帯びてくる。
 アキラをいたぶる嗜虐の甘美な快感が、しだいに私の花芯に蜜を溢れさせ、痺れるような疼き
によって膣襞を小刻みに震わせるようだった。
 すでにアキラの亀頭の鈴口がえぐれ、赤い色素が斑に発し、薄く青い筋の入った包皮がしっと
りと透明な樹液で濡れてヌラヌラとした光沢を放っていた。


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