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「深夜の病室」
【制服 官能小説】

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「中空の庭園」-3

「いいよ。アリスがそれを望むなら」

背中を下りるファスナーの音が耳に響く。
ボタンをひとつひとつ外していくその動きがもどかしい。
自分の両手が拘束されていなかったら、きっと舞は毟るようにしてボタンを外したことだろう。
じれったくて膝立ちのまま舞は躯を揺する。
こんな焦りは初めてだった。


いつも客や楼主に焦らされる時には、もっと気だるい重さが付きまとう。

だが、今日はもっともっとと逸る高ぶりを抑えることができずにいた。
ワンピースもブラウスも胸の下でひとつに残され、舞の動きを増々不自由にする。
ずり上げられた下着から、ぽろんと形の良い乳房がまろび出る。

「ふぁっ…あん…ゃぁん」

待ち望んだ直接的な刺激に舞は甘い喘ぎを上げる。

「きもちっ…いぃのぉっ…」

スカートが捲り上げられ、下着が下ろされた。
次いで潜り込んできた舌先に秘部を舐められた舞は歓喜に打ち震える。

「ぁぁん、おかしく…なっちゃ…うっ」

もっともっとと言うように腰を落とし先輩の顔に浅ましく秘部を押しつける。

春の終わりを告げる麗らかな日差しに、それはあまりにも淫卑な光景だった。

一筋の汗が背中を伝う。
先輩の巧みな舌先だけで天国まで上り詰めてしまいそうだった。
だが、下腹部はそれだけでは物足りないと疼きを上げる。

「先輩のっ…中に…入れてくだ…さ…いっ」

“仕事中”にでも言わないような大胆な科白が舞の口を突いて出る。
だが、求めるものはそう簡単に与えられはしない。

「欲しいならほら、自分で入れてごらんよ」

舞の蜜でヌラヌラと光を放つ口の端を舐めながら先輩は答えて足を広げた。
だが、その欲望は未だに制服の奥に包まれている。

「手…解いて…くださいっ」

自らの力で欲望を解放しなくてはいけないのならと願うが、その望みはあっさりと潰えた。

「その必要はないよ」

制服を押し上げるように、彼自身は高ぶりを主張しているのに、そんなことなど気にしないかのように先輩は穏やかに微笑んでいる。
その余裕を壊したくて、舞は躯を折り曲げると先輩の下腹部に顔を近づけた。
そうすると自然と腰が上がり淫らな姿勢を形作る。
そんな自分の様子にまで思いめぐらす余裕もなく舞はファスナーを口で掴むと顔を振りながら下ろしていった。
次いで鼻先と舌を使って社会の窓を広げていく。
それはまるで餌箱に顔を押し込む家畜のような姿態だった。


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