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「深夜の病室」
【制服 官能小説】

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「中空の庭園」-2

「んっ…んくっ…っあ…あっ…」

甘く重ねられた唇に、すっぽりと抱きしめられたその温もりに舞の強ばりは瞬くように溶けていく。
このまま流れに身を任せれば、きっとキモチイイことが待っている。
舞にはその事がよく分かっていた。
でも…、

「あっ…ダメ…ですっ。こっ、困ります…」

そう。自分は“花姫”なのだ。お金で買われることはあっても、自ずから快感に身を委ねることは許されていない。

「ダメ?」

抱きしめる先輩の腕が背中をまさぐった。

「嫌…じゃないんだ?」

途端にプツンと肩と背中が軽くなり、胸が重力に引かれる。
外された下着のホックを求めて舞の手は背中に回るが、いとも簡単にその手は後ろ手に絡め取られる。

もう、馴染んでしまった手首を擦る紐の感触。

そのまま服の上から下着をずらされ、ゆっくりと揉みしだかれていく。

「っあ…ふぁっ…あん…ダメ…ですっ」

胸の奥をざわめかせていた泡はゆっくりと溢れだし、今度は舞の頭を、思考を浸食する。
トクン、と弾けるような胸の高鳴りが聞こえた。
その音は段々と速さを増し、全身に血液が巡っていくのがありありと感じられる。
そして、弄ばれている胸と、全く刺激を受けていない下半身に熱が集まっていくのが舞には分かった。

「ほら、もうこんなに勃たせて。本当はこうして貰うのが大好きな癖に」

自分でも胸の突起が薄い夏服を押し上げて主張しているのが分かる。
舞は顔を赤らめた。
その裏には羞恥と僅かな媚び。

この人に可愛いと思って貰いたい。
この人に可愛がって貰いたい。

忘れかけていた舞の乙女心は小さく揺れる。

「んぁっ…」

揉みしだかれた舞の胸は制服の中で無尽に形を変える。
その度に先端が布で擦れて舞の躯に火照りを灯す。
制服の上から舌で吸われて、舞の下腹部はギュンッと疼く。

「ぅあんっ…」

空いている方の胸もギュッと摘まれて、舞の秘部は窄まりを見せる。
だが、しかし次の瞬間にはだらしなく弛んでダラダラと下着の上に蜜を垂らしていく。
既に下着は役目を果たさないほど濡れており、溢れた蜜は太股を伝い下半身をも汚していった。

全身がふつふつと粟立つような心地がする。
ざわざわとした刺激は舞の奥から更なる欲望を引きずりおろす。

「お願いっ…です。ちょくせつ、さわっ…て」

思わず口からこぼれ出た本音に、先輩の笑みはいっそう深いものとなる。


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