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陽だまりの詩
【純愛 恋愛小説】

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陽だまりの詩 7-2

「ただいまです」
「うわっ」
いつの間にか、二人の間に奏がいた。
「驚いちゃってどうしたんですか?」
「いや、突然現れたから…」
すると奏は首をかしげて一言。
「ちょっと前からいましたよ?」
いつからいたんだ奏!
「…でも、やっぱりお二人はお知り合いみたいですね」
「まあ、そうだな」
否定するのもなんだし。
「元恋人だけどね」
「…え?」
「アキ!?」
またこのいたずら好きな性格を発揮しやがったな…
いや、あるいは真剣に嫌みかもしれない。
硬直する奏。
そりゃそうだよ。

気まずい空気が流れる。

「…じゃあそろそろ再開しようか」
「…はい」
アキが笑顔で促すが、奏は俯いている。

表情に出やすくコロコロと変わりやすい性格が久しぶりに出たな。

ガラスの向こうでリハビリに励んでいる奏は、全く覇気がないように見えた。



リハビリが終わってからも、奏は必要以上しゃべらなかった。
アキもいちおう仕事だし、リハビリが終わってまで話したりすることはできなかった。

いつもはリハビリの後も奏の病室で談笑するのだが、今日の俺は耐えられずにそそくさと立ち去ってしまった。

「アキのせいで面倒なことになったな…」


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