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社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜
【その他 官能小説】

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社外情事?5〜難航のプレゼントとこめられたコトノハ〜-15

そして――

「あ…ぁ…ぁあ…あ、あぁぁぁぁっ!!」

ベッドの上で精一杯背を仰け反らせ、絶頂を告げる高鳴りを悲鳴で表した。
同時に、膣内に収まったままの肉棒を複雑に締めつける。
「う、あ…!玲さ…っ、そんな、締めたら…っ!」
それは、薄いゴム質という介在によって、普段感じているものとは全く違うものとなる。結果、未知と言っても差し支えないような快感に、快楽に対し身構えていなかった誠司は耐える事がかなわず――

びゅっ、びゅる、びゅくびゅくっ――

避妊具に用意された欲望の受け皿の中に、盛大に発露してしまった。
「あ…ぁあ……あ、ふぅ…」
「はぁ…はぁ…はぁ…」
二人の体が弛緩する。誠司は玲にのしかかる格好となり、玲はそれを受けてベッドに沈む。
それからしばらくは、あまりにも急すぎた官能の頂きから転げ落ちた後の余韻に浸りながら、呼吸を整えた。
「……あ…コンドーム、取らなきゃ…」
途中、誠司は役目を果たした避妊具の事を思い出し、それを捨てようと力の入らない体をなんとか動かし、玲の秘裂から自身の愚息を抜き取る。
それは既に半分程萎びていたのだが、襞を刺激するだけの硬さは残っており、抜く時に軽く擦ってしまった。当然、絶頂を迎えて神経過敏になっている性感帯を刺激された玲は、「んあっ」とあまい声で鳴く。するとそれだけで、萎びていくはずだった陰茎がまた起き上がり始めてきた。
節操のないものだな――性欲に対する本能の正直さを嘆きながら、誠司はとりあえずゴム膜を外す。そして、手近なごみ箱に放り込む。
そして、勃起した愚息も放っておいて、横たわる玲の横に腰を下ろす。
「……今更ながら自覚したわ…」
すると、大分息が整ってきたらしい彼女が口を開く。
「…前戯は…イクの我慢しちゃだめみたい…挿れられただけでイッちゃうなんて、もったいないわ…」
出てきたのは、いつもの彼女らしい感想。どうやら、性への欲求も大分収まってきたらしい。誠司は内心で安堵しながら、苦笑と共に同調する。
「まあ……前戯は本番をより楽しめるようにするためのものですから…イキそうな時は素直にイッた方がよさそうですね…」
「ふふ…ちょっと失敗、みたいね」
気だるそうに起き上がる玲。彼女はため息混じりの苦笑を見せる。
と、その目が誠司の、勃ち上がったままの肉棒に向けられた。それを目の当たりにするなり、玲の瞳が再び情欲に濡れ始める。
「…ま、いっか。誠司君のも、また起き上がってくれたみたいだし。…二回戦、始めよっか?」
妖しい笑み。そして誘い。
しかも、誠司が怯んだその一瞬に、玲が彼の陰茎を指先で弾いた。たったそれだけで、誠司の中で逡巡がどこかに吹き飛んでしまう。
「…今度はしっかり中出しになりますけど…いいんですか?」
結果、選ばれたのは承諾。
口をついて出たのは確認。
対する玲は、当たり前とばかりに頷く。
「そのためにピル飲ませたんでしょ?…それに、言ったはずよ。『今日はしっぽり。それが私からのクリスマスプレゼント』だって」
言い切り、彼女は誠司に背を向けた。そして、ベッドの上で四つん這いの姿勢をとり、くねくねと腰を揺らし始めた。
「ほら…遠慮なく突いて♪」
誘うかのような動きを見せる美尻と、涎のように垂れていく淫汁。それを目の当たりにした誠司は、思わず生唾を飲み込む。
「……玲さんっ」
一瞬の間を置いて、彼女の名を呼ぶ。直後、剥き出しの肉剣が玲の膣内を、強く激しくそして深く、貫く。

「ぁはあぁぁぁあっ!!」

防音処理を施された部屋の中を、獣と化した者達の歓喜が埋め尽くした――


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