投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

『Sweet Kiss』
【学園物 官能小説】

『Sweet Kiss』の最初へ 『Sweet Kiss』 2 『Sweet Kiss』 4 『Sweet Kiss』の最後へ

『Sweet Kiss』-3

「祐介」
スグに口づけは深いモノに変わり、私はそっちに気を取られた。
気付くとスカートの中で下着にもう手がかかっていた。
されるがままに下着を脱ぐ。片足首に下着がひっかかっているのはちょっと恥ずかしかったけど、そんなコトを気にするヒマもなく、スグに祐介は手を、スカートの中に忍ばせた。
一度おあずけをされたソコは触れられるだけでイってしまいそうだった。
「祐介、祐介……っ」
ぎゅっとしがみつく。祐介の肩に顔を埋めると、男の子の匂いがした。
「何だよ、香織。もうイきそうなのか?」
祐介はソコに触れるのをやめ、太股の内側に指を這わす。
くすぐったいような微かな感触に少しもどかしさを覚える。
肩から顔を離し、少しうるんだ瞳で祐介を見つめる。
「触って欲しいワケ?」
耳元で囁く。その甘い誘惑に勝てなくて、こくんとうなづく。
「素直じゃん。でも、こっちが先」
私から軽く体を離すと、外されたリボンタイがぶらさがったままのシャツの胸元に手をかける。
私は少しドキドキしながら、その指先を見つめた。
スカートからシャツを引き出し、一つずつボタンを外していく。
少しづつブラが見えてくる。水色のチェック柄。
もうちょっと可愛いのあったのにとか、チラっと思った。
「私、胸ないからね」
「上等、上等」
軽口を言う余裕がようやく私に出てきた。
だけど、その余裕も祐介がブラのホックを外し、ズラすまでだった。
「や、ちょっと待って……」
急に恥ずかしくなって手で隠そうとするが、祐介に手を取られてしまう。
そうして、祐介は私の胸元にキスをした。
「隠すコトないだろ?可愛いぜ」
みるみるうちに肌が朱に染まって、私の手からは力が抜けた。
可愛い。その一言に私は参ってしまった。
「祐介のばか……」
「ん?」
こっそり呟いた言葉に祐介が反応するが、聞こえなかったらしく、胸元にキスを繰り返す。
私は机に手を置き、体を支えた。
ゆっくり祐介の手が胸に触れる。壊れ物を扱うかのように優しく。
片手で愛撫しながら、もう片方を祐介が口に含み、軽く吸うと私は快感に首筋を反らした。
「――――っ」
声を漏らすまいとして息をつめる。
祐介は柔らかい舌先で転がすように舐める。その一つ、一つの動きに私は翻弄されていた。
するといきなり祐介は顔を上げ、腰を押し付けるように私を抱き寄せた。
「もう我慢できねぇ。ココ、こんなだよ」
耳に熱く囁く。
ズボン越しにもわかるくらいに祐介のモノは張りつめていた。
「いいよ」
そう言って私は首に手を回して、キスをした。熱い唇の温度。
祐介ならいい、後悔しない。私はそう決心していた。
少しだけ祐介は私から離れてベルトを緩めると、ズボンと下着を一緒に下ろした。
初めて勃ったモノを間近に見て、見てはいけなかったような気がして視線をそらした。
ドキドキした。今までとちょっと違ったドキドキ。怖いような……。
「香織、いい?」
いつのまにかゴムをつけた祐介はスカートをまくり上げながら、触れた。

既に熟れきった私のソコは祐介の指を濡らした。
「祐介……」
私たちはお互いに声を漏らさないように、何度もキスを重ねた。
私はそのキスに意識を集中させようと思った。
「……っ…んんっ」
祐介の片手が私の腰を支え、引き寄せる。
圧迫感、違和感、痛み。あらゆる初めての感覚が私を襲い、腰を引きそうになるが、祐介の手がそれを許さない。
「……っ、はっ」
キスの合間にお互いの息が漏れる。混じる息遣い。
祐介が私の中にぐっと入り込む。
その荒々しさに息を詰まらせるが、その息を吐くともう侵入する動きは止まっていた。
「大丈夫か?」
「……キツイ」
「そりゃこっちのセリフだ」
気遣わしげな祐介は私の顔にかかった髪の毛を払って、ゆっくり髪を撫でる。
その間、動かないでいてくれた。祐介の息遣いからするとかなり苦しいようだ。


『Sweet Kiss』の最初へ 『Sweet Kiss』 2 『Sweet Kiss』 4 『Sweet Kiss』の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前