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ミュージカルボーイズガールズ
【コメディ 恋愛小説】

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ミュージカルボーイズガールズ番外  かぐやひめ-2

『……はい』

おじいさんはその子を家に連れ帰りかぐやひめと名付け育てました!

「なにこれ?クロスケくんじゃない、なにしてんの?」
「…かぐやひめ」
「……は?」
「かぐやひめ!」
「…桃太郎じゃなくて?」
「かぐやひめなんです!」
「育てることにしたんや」
「もう充分育ってるじゃない、これ以上なにを育てるのよ?」
「しゃあないやんか、このクソバカヘタレ作者がいっとるんやから…。あっ!」
「何?」
「育てるところ有ったわ」
「へぇー、どこよ?」
「頭(頭脳)や♪」
「………ぷッ」

『アハハハハハハハハハハハ!!!!』
「お前らなぁ……」
月日は発ってかぐやひめはそれはそれは美しい娘に育ちました。


「おっ、このクソバカヘタレ作者、強引に話し進めよったわ」
「まぁいいじゃないの、それにしてもクロスケくん、じょ…女装がよく、に…似合うわねぇ♪」
「いいよ笑うの堪えなくて…。つかなんでオレがこんな格好を」

かぐやひめの美しさに惹かれて2人の若者がかぐやひめを嫁に欲しいといってきました。

「やっほー♪」
「こ、こんにちは…」
「なんだ、若者ッてツバサとももだったのね」
「……なぁギン?」
「なんや?」
「これだったらオレがこの若者役でもよかったよな?」
「まぁまぁええやんか♪結構その格好似合っとるで♪」
「全然嬉しくねぇ…」
「さぁさっさとこのかぐやひめをかっさらっていってぇや♪」
「話しすり代えんなぁ!!」
「アァ、美しいお嬢さん。ボクと一夜限りの契りを交しませんか?」
「な、なんか恋愛・コメディ小説ギリギリのセリフだなそれ……」
「えっと、名も知らぬ美しいお嬢さん、私と共に夜の街に消えませんか?」
「ウワッもものセリフきわどッ…」
「えっえっ?なんかダメでしたか?台本通り読んだんですけど……」
「な、なんかツバサより危なげなセリフだなコレは……」
「しかも、よう考えたらなんで名前しらへんのに嫁にしたがんねん、ありえへんわこの作者は……」
「あとからBBSに非難轟轟だろうなきっと………」
「ていうか冬護くん、早く先進めてよぉ?」「あっとそうでした、そうでした。……えっと?ですが私は次の満月に迎えが来て月に帰らなければなりません?その為貴殿方の嫁になることは出来ないのです。…なんじゃこりゃ」
「えっと、それでは貴方を月の死者、じゃなくて使者から守った方に嫁ぐというのはいかがでしょうか?」
「私もそれがよろしいかと存じます」
「………どうしますか?おじいさん」
「好きにしたらええんとちゃう?……あっ!?たくっ、ザ○ト軍強すぎやちゅうねん!ホンマにレ○ェンドめっちゃムカつくわぁ!!」

テクテクテク………スパン!!!


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