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ミュージカルボーイズガールズ
【コメディ 恋愛小説】

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ミュージカルボーイズガールズ-1

…ジリリリリリリリリ!
日本のとあるど真ん中、その中のある1つの家。
そこからけたたましく目覚ましがなる。
「ぅーん……ッさいなぁ…」
がし、ばん!!
そのけたたましくなる目覚ましを容赦なく壁に叩き付ける少年。
「ふー……くぅー………」タッタッタッタッ
「くぉぉらぁ!!!
だぁれが2度寝しろと言ったぁ!!!
もう7時30分だぞ!?」
目覚まし時計を破壊して、なおも寝ようとする少年を起こしにくる少年。
「7時…30分?………アァー!!?
やばい!!!遅刻だぁ!!おい!秋!!なんでもっと早く起こさないんだよ!?」
「中2にもなって兄に頼ろうとするな!!だいたい冬護、お前が目覚ましを壊すのがわるいんだろ!?」
「なぁにが兄だ!!
双子に兄も弟も在るかぁ!!!」

……説明すると今まで寝ていて目覚まし時計を破壊し2度寝を謀ろうとした方の名前を【黒周 冬護(くろす とうご)】
そしてそれを起こしに来た方の名前を【黒周 秋(くろす あき)】
察しの良い読者の方は分かると思うがこの2人双子なのである。それも一卵性の…。

「有るに決まってんだろ!先に産まれたオレが兄!
後から産まれたお前が弟だろ!!」
「知るか!!んなこと!!!ッてヤバッ!!!
もう40分じゃんかぁ!!!行くぞ、秋!」
「そこで仕切るな、あー疲れた」
ガサゴソガサゴソ……
「よし、オッケイ」
「なら行くぞ」
「あいよ!」

☆★☆★☆★☆★☆★
シャーーー
「で、なんでオレが自転車こぐんだよ!?」
「いいだろ?別に。朝は起こしてやったんだし。それになテニス冬季大会で地区予選敗退しかも2回戦敗け。さらにその理由が1回戦での体力の使い過ぎ、なんていう不名誉な成績を出したのはどこの誰だ?ンッ?いうてみい?」
「ウッ…それはその…アレだよ…」
「ドレだよ?」
「うっうっせえな!次の春大会勝ちゃ問題ねぇんだよ!」
「ふーん…」
すこし小バカにした笑みでわざとらしく納得する秋。「だいたいテニスと自転車どう関係有るんだよッと!ハァハァ」
この近辺の名物の坂別名【心臓破りの坂】を2人乗りで登りきった冬護。
「バカか貴様は?体力切れで負けたからこそ今2人乗りで【心臓破りの坂】を上ってんだろう」
少し溜め息混じりに言い放つ秋。
「だからッてなんで2人乗りなんだよ?」
シャーー
「こんな6段変速の自転車じゃ1人で乗って【心臓破りの坂】上ったって意味が無いだろ。体力は使えば使うほど培われていくんだよ。ッてオレそろそろ駅だから下りるわ」
タンッ
「じゃあ気を付けていってこいよ?秋」
「お前もな冬護♪」
【じゃッ!】
双子ならではの共有現象も起こして2人はそそくさと学校に向かうのであった。


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