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教師×生徒=trouble
【教師 官能小説】

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教師×生徒=trouble-4

「たまんねぇ…」
久しぶりにゾクゾクする。
息が荒くなる。
こんな女がいい。
俺の意に染まらない女。
上目遣いで媚びて色気でしなだれて、オチが見えてしまう女には愛想が尽きた。
そうだ。
もう、うんざりなんだ。
興奮に舌なめずりする崚。
制服のネクタイをほどいて、梓の手首を縛る。
慣れた仕草で。
「止めてよ!」
ああ、怒った顔も素敵だ。
梓を俯せに返して、スーツパンツに手をかけた。慌てて肘で振り切ろうとする梓に、思わず崚の両手に力が入った。
―――ブチンッ!
パンツのウエストボタンが弾け飛んだ。
「やっ…!待って待って!破らないで…次の授業があるのよ!」
血の気が引く梓。
「じゃあ、大人しくしてよ。でないとファスナー壊しちゃうよ。そしたら先生、社会の窓全開で授業だね。あはっ」
耳元で意地悪く囁く崚。
面白れぇ…。


「なんでなのよ…」
加賀美崚、他1名。
風紀の乱れを正したくて、変に意気込んだ天罰?
探すのに手間取って、ようやく見つけたと思ったらこんな羽目に…。
ミイラ取りがミイラになった訳ね、私。
「先生が俺のSEXを邪魔したからだよ。あと少しでイケたのに…」
そんなの知ったことじゃないわ。
「彼女がいるくせに!」
よくもまぁ、しゃあしゃあと教師にまで手を出すなんて…。
「沙耶?セフレだよ」
女を一体何だと思っている訳?馬鹿にして…。
「ヤルだけならM女には手を出さないでよ!」
『美メン's』のせいで、M女の『清く正しく美しく』品格が暴落しているのだから。
「出さなきゃいいのか?」
そうよ!
恋愛を性春とはき違えては困るわ。
「風紀の乱れだわ!」
加賀美崚こそが恋愛トラブルの主震源!
「だったら先生、相手してくれよ。そしたらM女には手を出さない」
えっ?
ピタッと梓の抵抗が止んだ。無駄に挑発するばかりの空しいダンスが…。
「それ、本当?」
「何が?」
「M女に手を出さないって…」
ある意味チャンスかも…。
頭フル回転で計算する梓。
「先生がヤラせてくれたらね」
にんまりと微笑う崚。
加賀美崚の影響力は意外と絶大。手懐けてしまえば『美メン's』も一気連鎖で倣うかも…。
「いいわ。ヤラせてあげる」
決めた。
教師と生徒の間柄はどうでもいい。加賀美崚さえ私の手中に入ってくれたら、あとが楽。お安い御用だわ。
「へっ?」
「さあ、早くして!次の授業まであと35分だから!」
スーツの袖口から覗いた腕時計を確認して、梓は涼しげに崚を促す。
大丈夫。
1回だけ、1回だけよ。
梓は自分に言い聞かせる。
加賀美崚こそが風紀成果のキーポイント。
ちょっと怪我したくらいで軽く済ませてしまおう…。


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