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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『STRIKE!!』(全9話)-13

「や、やめてよ!」
「利子は、てめえの体でいただくからな……」
 舌なめずりをして、本田がポケットから何かを取り出した。銀色の鈍い光を放つそれは、小型のサバイバルナイフ。
「あ……」
「動くなよ、声も立てるな……さもなきゃ、これが、ブスリ、だ」
 そう言って、アンダーシャツの胸元の部分を引っ張ると、す、と刃を滑らせた。鋭利なその刃は、簡単に布地を切り裂き、ブラに覆われた双丘をあらわにする。
「う……あ……」
 晶は恐怖した。本田の目が正気ではない。
 サバイバルナイフの刀身が、ブラの中央部にかけられ、そのまま押し上げられた。
 つぷり、とブラが二つに裂け、柔らかそうな乳房がまろびでる。
「おーおー、小娘と思ったら、なかなかでかい乳じゃねえか。美味そうだな……」
「い、いやっ!!」
 晶は、その双丘を腕で覆い隠す。しかし、その挙動を目にした本田が、猛り狂った。
「隠すんじゃねえ!!」
 ばちっ、と晶の頬をはたきつけた本田。晶は、その衝撃を受けて草むらに横ずさった。
「う…うう……」
 熱い左の頬と口の中に広がる、血の味。口を切ってしまったらしい。
「へっ、秋だってのに、そんな素足を出しやがって」
 晶のユニフォームは既存のものではない。いつも、膝下に布地がないスパッツのようなものを着用していた(現実世界の、日本女子ソフトボールのナショナルチームを想像していただければ、判りがいいと思う)。そのほうが、脚が高く挙げられるのだ。
「や、やめて!」
「と、言われて、やめたオトコが、古今東西どこにいるかよ!」
 膝をつかまれ、大きく割り開かれる。必死に抵抗するが、本田の力の前には成す術もない。
「くっ!」
 蛙のように開いた太ももは股間を護る事が出来ず、本田の視姦に晒された。
「さて、この中はどうなってるかね〜」
 本田は、サバイバルナイフを下半身に持っていく。刃のない峰で、つつつ、と太股をなぞる。
「!」
 その冷たさに、背筋が怖気だった。
 本田は、晶の股間までナイフを滑らせると、峰の部分で筋の所を上下する。
(あ………あ、ぁ……)
 固く無機質で、無慈悲なその感覚がとても恐い。
 その峰が裏返れば、自分の大事な部分が、めちゃめちゃに切り裂かれる。晶の脳裏に、真っ赤に染まる外性器の無残な姿がよぎる。それは、女としての終焉。それ以前に、人間としての終着点。
 きらめく刀身に、背筋が凍った。
「あ………おいおい、なんだこのアマ!」
 晶の股間に、じわり、とシミが浮かび上がったのだ。そして、それは勢いを得たかのように放射線状に広がり、股間と地面とを濡らしていく。
 ……失禁してしまったのだ。
「ぎゃはははは!! 気のつええ女かと思ったが、恐くてションベン洩らしたか!! うははははは!! キッタねー!! みっともねー!!」
 本田の哄笑に、とてつもない屈辱を感じる。自分の意思と関係のないところでなされた生理現象が恨めしい。
「あ〜あ、くせえなあ。匂ってくるぜ、お前のションベン」
 濡れてびしょびしょになったスパッツの中心をナイフの峰で弄り、その小水をなすりつけ、顔の前に持ってきた本田の侮蔑。
 れろ、とそれを舐めた。


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