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Forced Smile
【青春 恋愛小説】

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Forced Smile〜作り笑い〜-2

ふぅ、今日も終わったぁ、帰るかな
「由美、帰ろう」
「うん」
由美とは橘由美、オレの彼女だ。
さっき言ったオレの作り笑いを見抜ける唯一の人が由美だ。
でもオレは今まで由美に作り笑いをしようなんて思ったことは一度もない。
それに由美には作り笑いなんてしなくても、ただ一緒にいるだけで楽しくて自然と笑みがこぼれてしまう。

由美はあまり笑わない。
笑いたくないわけじゃなく、由美は本当に面白いと思ったり嬉しいと感じた時しか笑わない。
つまり、オレみたいに作り笑いでごまかしたりしないってことだね。
そんなだから周りの奴にはノリが悪いとか思われてるみたいだけど、それはそいつらがつまらないからだ。
オレの前だと笑顔を見せてくれる。

由美とオレはそれなりに近くに住んでいるから帰りはいつもオレは由美を家の近くまで送っていく。
帰りに遊びに行ったりすることもよくある。
朝も待ち合わせをして一緒に学校まで来ている。
周りから見たら仲の良いカップルに見えるんだろうな、
まぁ、実際そうだけどね。

由美とオレはお互いを羨ましがっていた。
そこからオレたちはお互いを好きになり、
そして付き合うようになった。

Forced Smile・fin


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