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【同性愛♂ 官能小説】

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-3

「ビー玉だけじゃ、足りないみたいだね」
突っつくとビクッと反応する。
まだ芯の通っているジュンの性器にも、フッと息を吹きかけた。
ジュンが自分でそれに触れることを、僕はきつく禁じている。
約束を破ったらどんなことになるのか、ジュンはもう身をもって知っている。
触れて欲しそうな眼を、僕に向けていた。
僕はジュンに愛撫と言えるようなことをほとんどしない。
僕が触るのは、ジュンの性器と肛門。
感じる所を責めるだけ。
裸にはするが、そこ以外には手を触れない。
それはジュンが、僕にとってのただの玩具だということを、強調するためだった。
僕はお前なんて愛していない。
それを強調するためだった。
「触って欲しいの?」
もう一度、息を吹きかける。
「あっ…、お兄ちゃっ…」
「何?」
眼を上げ、僕は意地悪く笑う。
「…さ、触って…」
潤んだ瞳で懇願する。
僕の嫌いな瞳だ。
「どこを?」
ちゃんと言わなきゃ僕が動かないことは解っているはずなのに、ジュンはちっとも学習しない。言葉で責められるのが好きなんだ。
変態。
僕は心の中で毒吐いた。
「触って…。僕のお○ん○ん、触って」
興奮で息を荒くしながらジュンは言った。
「触るだけでいいの?」
掠るように撫で上げる。
ちょっとの刺激にも、大袈裟なほど反応を表した。
僕は掠るだけの刺激を繰り返す。
「あぁっ…お兄ちゃんっ…、もっ…と…強く…」
思うような刺激が得られないために、ジュンは自ら腰を振る。
僕はピシャッとジュンのお尻を叩き、その動きを諫めた。

「いやらしいな、お前は。腰なんて振って」
「っはぁ…、お兄…ちゃん…。もっ…と…もっと、強くぅ…」
シーツを掴み、身を捩らせる。
じらされることが快感に繋がるのか、そんなに刺激を与えていないのに、ジュンの先端からは先走りの液体が流れ始めていた。
周りの誰からも愛されている弟の媚態に、僕はほくそ笑んだ。
コイツは汚れている。
みんな騙されるな。コイツは僕の愛情のこもらない愛撫で、こんなに乱れてしまうんだ。
「気持ち良く、なりたいんだ」
少しだけまともに愛撫を与える。
「…っぅんっ…なりたっ…気持ち良くっ…なりたっ…」
再び腰を振り始める。
「淫乱」
言い捨てて、僕はジュンの傍を離れる。
「あっ…お兄ちゃんっ」
離れて行く僕を恨めしそうに見つめる。
ジュンの手が、自らの性器に伸びた。
「バカ!」
僕が叫ぶと、ビクッと手を引っ込める。
「自分で触るなって言っただろ」
「あ…だって…、お兄ちゃんが…」
ポロポロと涙を流した。
ウンザリした気持ちで、僕は鍵の掛かった引き出しを開けた。中から、大きめの箱を取り出す。
この中には、ジュンを苛めるための道具が、一式入っていた。
箱を持って、ベッドに戻る。
箱の中身が何なのか知っているジュンは、膝を立てて足を広げながら、大人しくベッドに横たわっていた。
僕は箱からローターを取り出し、ジュンに思わせぶりに見せた。


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