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【同性愛♂ 官能小説】

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-5

「約束だからイカせてあげる」
僕はバイブのスイッチを入れ、始めから強にする。
「ああっ…あっ…はぁあっ…あぁぁん…」
ビクビクと身体を痙攣させ、ジュンが喘ぎ始める。
バイブはジュンの中で、くねったりまわったり、様々な動きをしていた。
「手、使っていいよ。自分で悦いようにしなよ」
そう言うとジュンは自分の性器に手を伸ばし扱いた。
「んっ…あぁっ…ふっ…んあああぁぁぁっ…!」
せき止められて溜まっていた精子が吹き出す。
あまり勢いのないチョロチョロとしたその射精は、長い時間ジュンの身体を快感の絶頂に保つ。
僕はジュンから離れ、椅子に座ってジュンの乱れる姿を傍観した。
長い射精の後、ジュンは身を起こし四つん這いになった。
そして後ろに手を伸ばし、自分でバイブを出し入れする。
「…っん…はぁ…ぁあん…あっ…」
涎が垂れるのも構わず、ジュンはそうやって何度も達した。
僕はジュンが快楽に溺れる様子を、一秒も見逃さないようにじっと凝視していた。
僕は決してジュンと交わらない。
ジュンのエロい顔や身体や声に刺激されることはあるけれど、僕はそれに流されない。
僕はジュンを愛さない。今も、これからも。
それが、僕のプライド。
誰もが愛するジュンを、僕だけは決して愛さない。
それが誰にも愛されない僕の、たった一つのプライド。
「…ひぁぁぁっ…!」
ジュンが背を仰け反らせ、ほとんど色のない精子が飛び出す。
それから力なくベッドに崩れ落ち、うつ伏せて荒い息継ぎを繰り返す。
バイブはまだジュンの中で動いていた。
時折、ビクッと身体が跳ねる。
「…お兄…ちゃん…」
こちらを見て、切なげに呟いた。
最近ジュンは、僕を見ながら自慰をする。
今も両手で股間を弄っていた。
「はあっ…お…兄ちゃっ…」
そんなジュンを見つめ、僕は冷たく笑う。
「はぁっ…んあぁぁぁんっ!」
僕の冷たい視線でジュンは昇りつめ、意識を手放した。
僕は完成した素晴らしく面白い玩具に、満足に微笑んだ。
この玩具は誰にも渡さない。
僕だけが、これで遊んでいいんだ。
明日はどんな方法でこれを弄ぼうかと、僕は歪んだ笑顔で笑った。



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