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引力
【学園物 官能小説】

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引力2-3

「はい、どうぞ。」
暖かい紅茶を差し出された。
「ありがと…。」
篠原はあたしの横に座った。
猫舌のあたしはフーフーと息を吹きかけながら紅茶を飲む。そんなあたしを見つめる篠原の視線。
「…………」
「…また無口になってますよ?」
「……アンタがそんなにじーっと見るからっ」
照れ隠しについつい語調が荒くなる。
「そりゃ見つめますよ。好きな子が自分の部屋の自分の隣に座ってるんですから。」
……なんでそんなことをサラリと言えるんだろ。ベッドの枕を引っ張って、それに顔を埋めた。
「やだ!恥ずかしいから見ないでっ」 
篠原は楽しそうにあたしの耳元で笑う。
「北崎さーん。顔上げてください。照れなくていいですから。」
「やだ!照れるもん!!あっち行って!」
「…ここ僕の部屋ですよ?ほら、顔見せて。真澄。」
「………っ!!」
いきなり名前で呼ばれて思わず顔を上げる。
絡まる視線。
もう逃げられない。
篠原の手があたしの頬に伸びて……キスされた。
「ん……」
軽く触れるだけのキス。篠原はそっと唇を離した。
ほっと緊張を解いた瞬間、また篠原の唇があたしの唇に重なった。
今度は激しいキス。
篠原の舌があたしの唇をなぞる。
「んっ……ふぁ……」
くすぐったくて少し開いた唇の隙間から篠原の舌が入ってきた。
「んむ……あ…んっ……」
篠原の手があたしの髪を優しく撫でる。
あたしは篠原の両頬を手で挟んでそれに応えた。
しばらくキスを続けた後、篠原の方から唇を離した。
「ズルイ……何にもしないって言ったくせに……」
恥ずかしくって、また思ってもいないことを口走る。
「君が嫌がることはしないと言ったんです。嫌じゃなかったでしょう?」
「…………うん。」
顔を赤くして俯く。だってすっごく恥ずかしいんだもん。
「ほんとに……」
篠原はそう呟くと軽々とあたしを持ち上げベッドへ寝かせた。
「ズルイのは君の方ですよ。…可愛すぎます。」
そう言ったかと思うとあたしの首筋にキスしてきた。
「やっ……こら、篠原……だめだって……あ……」
首から鎖骨にかけて何度も唇を滑らせる。
その度にあたしの身体はピクピク反応してしまう。
「や…あ……しの…はらっ…」
篠原を止めようと腕に力を入れるが、ちっとも力が入らない。
篠原の指先があたしのキャミソールの裾から入ってきた。
脇腹を撫でられてゾクゾクした感覚があたしを襲う。
「んあっ……やぁ……あんっ」
指先はどんどん潜り込みあたしのブラをずらした。
乳首を摘まれて思わず声が大きくなった。
「ひぁっ……あぁっ…んんんっ…」
胸を弄びながら篠原は耳元で囁く。
「真澄…可愛いですよ……もっと鳴いて…」
篠原は色々な所を愛撫しながら次々にあたしの服を脱がせていく。
気付いた時には何も身につけていなかった。
「やだぁ…篠原も脱いでよ……あたしだけなんて恥ずかしい……」
「はいはい。今脱ぎますよ。」
篠原は苦笑しながら服を脱いだ。
お互い裸で抱き合う。…前回は服を着たまま襲われたから、こんな風に抱き合うのは実は今日が初めてなんだよね。
見つめ合って、抱き締め合って…またキス。
あたしのお腹に篠原の熱くて固いのが当たってる…。
あたしはおずおずとソレに触れてみた。
篠原がピクっと腰を引く。
あたしはそれがおもしろくて何度も指で往復する。
「…遊ばないでくださいよ。」
篠原があたしの上に覆い被さるように体勢を変えた。そして胸に舌を這わせる。
「んっ…ふっ…あんっ…あっ…」
篠原の頭を掻き抱くように腕を回す。
篠原は胸を責めつつ指を下へ移動させた。
あたしのそこは自分でもわかるくらい濡れていた。
「すごいですね…。ビショビショですよ…?」
「やぁっ、言わないで…恥ずかしい……。」
何度か割れ目を指で往復した後、ゆっくり指を一本挿入れてきた。
「…あ…んっ…ふぁっ…」
「…気持ちいいですか?」
あたしが恥ずかしくて答えられずにいると篠原は何度も聞いてくる。
「ほら、真澄…答えて……気持ちいい?」
あたしが小さく頷くと指をもう一本増やし、動きを激しくしてきた。
「あっ、あっ、あんっ…いぃっ……いいのっ…気持ちいいのぉっ…!!」
あたしはもうわけが分からなくなって叫んだ。
「素直な子にはご褒美です…。ほら、思う存分鳴いてください。」
篠原はそう言うと、いきなり熱く猛ったソレをあたしの中に突き立てた。


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