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忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

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side 句美子 9-1

草摩家 句美子の部屋
時刻は5時前
宿題をしていると携帯のLINE通知が鳴る

(LINE? 誰からだろう?)

句美子は携帯を手に取り確認すると
おさむからのLINE

(おさむくん…)

「いま 時間ある?」

「宿題していたけど 夕ご飯の支度もそろそろだし
 そんなに長くは出来ないよ?」

「うん ありがと それで誕生日…おめでとう」

「昨日も言ってくれたのに…ありがと」

「当日にも言いたくて」

「うん ありがと」

「あと 体重計られて…40.2キロだった」

「計られたの しおりちゃんのお母さんに?
 それで 40キロ越えてたの よかったぁ」

思わず声に出してよかったぁって言ってしまう句美子

「いつもありがと くみこちゃん」

「ううん…」

「ちゃんと食べさせて貰ってるから」

「好き嫌いも許さないもんね わたし」

「うん だからありがとう」

「うん これからも40キロをキープ出来るように
 食べようね?」

「うん」

「ゆいちゃんには?」

「まだLINEしてない」

(わたしの方を先にしてくれたのね)

「そろそろ時間だけど 他に言いたいことある?」

「あ うん しおりちゃんから多分グループLINE行くとは思うけど」

「うん?」

「月水金の放課後 ゆみちゃんが料理教える話になった」

「え? そうなの」

(おばさん しおりちゃんもめんどうみるの)

「それでくみこちゃんとさゆりちゃんもいっしょにどうかなとか」

「わたしはひましているから平気だけど
 さゆりちゃんは」

「弟もつれてくればってゆかちゃんも提案してた」

「あ…なるほど それなら真治くんの子守もみれるわけだね」

(しおりちゃん おさむくんの家に行くよりは
 ゆいちゃんの家の方が安全か そう言えば)

「さゆりちゃんのお母さんに確認するってゆみちゃんいってたし
 詳しくはそっちで聞いて」

「うん わかった」

「それじゃ、この辺で」

「うん ありがと 誕生日に言ってくれて」

「うん あした」

「うん またあした」

(体重増えててよかった おさむくん
 食べさせてる甲斐あったって思うもん)

嬉しそうにしながら台所に向かう句美子
台所で句美子の母親がそんな娘の姿を見て

「句美子 嬉しいことあったの?」
「あ うん おさむくん 体重増えたって報告あった」
「あら そなうの どれくらい増えたの?」
「500グラム程度しか増えてないけど
 40.2キロになったみたい 40キロになっただけでも
 うれしい」
「よかったよね 句美子も食べさせていたようだし」
「うん 料理するきっかけが
 おさむくんの体重だったからうれしくて」
「よかったね」
「うん あとゆいちゃんのお母さんが」
「優美さんがどうしたの?」
「月水金の放課後に料理教室ひらこうとか」
「優美さん すごいね 句美子も参加?」
「ひまだから5時くらいまでは…と考えてるけど
 お母さんもくる?」
「わたし? わたしもひまといえばひまだけど」
「しおりちゃんとさゆりちゃんの料理上達が目的みたい」
「なるほど さゆりちゃんははじめているんだよね?」
「うん 先月からはじめているから1ヶ月にはなると思う」
「しおりちゃんがまったく出来てないわけね」
「うん それとしおりちゃんが鍵っ子だからというのもあるかな」
「石見さんとこ二人とも働いてるもんね」
「うん だからそれもふくめてと言うことだと思う」
「なるほど わたしも優美さんに連絡してみるね」
「うん」

こういう会話をしつつ
夕ご飯の支度を進めていく二人だった
夕ご飯が出来上がる頃
句美子の父親も帰宅してきて
家族で食事をとったあと
句美子の両親ふたりから

「「誕生日プレゼントとケーキ」」
「ありがとう お母さん お父さん あけてみても?」
「うん 使いやすいかどうかはわからないけど」

句美子はプレゼントの包みを開けていくと
包丁セット【6本セット】
【牛刀包丁 まな板 菜切包丁 ペティナイフ キチンバサミ ピーラー】が
入っていた

「…お母さん これ?」
「色々迷ったけど包丁セット…価格的には安めのものだけど」
「ありがとう 材料によって使い分けできるのは助かる」
「気に入って貰えてよかった」
「お父さんもありがとう ケーキはお風呂上がりに食べるね」

誕生日プレゼントを受け取り
夕ご飯の後片付けをすませてから
自室に戻りお風呂の用意をする句美子だった


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