投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

忘れさせてあげるの最初へ 忘れさせてあげる 558 忘れさせてあげる 560 忘れさせてあげるの最後へ

砂織と初会話-3

優美がそう言って居間の方に向かうと
残っている優花と砂織は
飲み物を口にする

「おばさん おさむくんのコップ 足下においてあげて」
「あ これでいいの?」

砂織は優花に言われると
烏龍茶を足下におく
おさむはストローで烏龍茶を飲んでいく
そして優花に

ゆかちゃん ありがと

「うん」
「ゆかちゃん 書いてるの読めるの?」
「うん よめる ひらがなだけだし きほんてきに」
「そうなのね 詩織もだよね」
「うん しおりおねえちゃんもよめるし」
「あの子 わたしの知らない間にいろいろと…」

そこに優美が体重計を借りて戻ってくると

「体重計借りてきました おさむくん 計るからのって」
「うん」

優美に言われると
おさむは体重計に乗る

優美と砂織がしゃがんで目盛りを確認する

「えっと。40.2…」
「40キロの大台には乗ったね おさむくん」

40キロこえたことに
嬉しそうに言う優美
体重計から降りて座るとおさむは

「ゆみちゃんのおかげ」
「わたしだけじゃないでしょ」
「そうだけど」

そこに砂織が

「優美さんだけじゃないって?」
「くみこちゃんも土曜日きて食べさせてるから」
「詩織も土曜日 一緒に…くみこちゃん
 食べさせるために来ていたんですか」
「うん くみこちゃんにも野菜ジュース飲まされてるから」
「おさむさん 相手は小学生だよ」

呆れる砂織

「今日11歳の誕生日」
「え…くみこちゃん 誕生日だったんですか」
「うん」
「もしかしてプレゼントとかも?」
「はやめにあげた」
「そうなんですね くみこちゃんに食べさせて貰ってるというと」
「食事介助と土曜日は手料理」
「そこまでしてるんですね くみこちゃん」
「ゆいちゃんもそうだけど みんな料理出来てる」
「みんな…詩織だけ出来てないということになる?」

その砂織の呟きに優美が

「あ しおりちゃん…」
「わたしが忙しいから料理教える時間もないし
 いつもお金渡して終わりだった はぁ」
「ゆみちゃん おしえてあげないの?」
「え? わたし?」

優美は砂織の方を伺うように見る
砂織も優美の視線に気づいて

「優美さん 迷惑じゃなかったら
 詩織に料理教えて貰えませんか
 あの子がやりたいと言ったら…ですが」
「砂織さんがそれでよろしいなら…」

そこに扉をノックして中に入ってくる
恵美子と詩織

「おさむくん こんにちは」

らんどせる

おさむは詩織の姿をみながら
おもわず そう書いた

「そう言えばランドセル背負ってるところとか
 みせたことなかったね
 それと おばさん ゆかちゃん こんにちは」
「こんにちは しおりちゃん」
「こんにちはぁ」
「詩織 いま 詩織のこと話していたの」

砂織が詩織にそう言うと
どうしてわたし?と言う具合に聞き返す

「え? どうして?」
「ゆいちゃん くみこちゃんと料理できてる話きいて」
「あ、あぁ…うん そうね さゆりちゃんも
 料理するようになったし…」
「さゆりちゃんも?」
「うん そう 日曜日にさゆりちゃんちに行って
 くみこちゃんが指導してハンバーグとか作ったし
 わたしは…たねをこねるだけしかしてないけど」
「そう言うこともしていたのね
 それで詩織 月水金もひまなんだよね」
「そうだね お母さん達おそいし
 家で一人で時間潰しているのも…」
「それなら優美さんがよければだけど
 月水金と橘さんところで料理習ったりは?」
「おばさん いいんです?」

詩織は優美の顔色をうかがうように尋ねる

「わたしの方は特に問題ないですよ」
「おかあさん ちょっといい?」

そこで優花が優美に声をかける

「さゆりおねえちゃんとしんちゃんも
 よんだら? くみおねえちゃんも」
「くみこちゃんはひましてそうだから来るだろうと思うけど
 さゆりちゃんは確認するね 鈴木さんに
 で、しおりちゃんは料理うまくなりたい?」
「それは うん 料理出来るならしたいし
 お母さん達帰ってくるまでに夕ご飯作っておけるなら
 お母さんもらくだと思うし」
「詩織 そこまで考えてくれるの?」
「大変でしょ 疲れて帰ってきて…」
「それは そうだけど 優美さんよろしくお願いします」
「いえいえ」

そこでおさむは

「ゆみちゃん 火曜と木曜の昼は
 しおりちゃん達の料理になるのかな」
「あ…それでもいいならそうするけど?」
「え? いきなりはだめ うまく出来るようになったら…」
「じゃあ 作れるようになったら
 土曜日のお昼作ってくれる?」
「くみこちゃんとさゆりちゃんと3人で作るよ?」
「うん 土曜日はそうなるね」
「楽しみにしててね」
「詩織 あなた おさむさんとこんな風に会話してるのね」
「あ…お母さんいたこと忘れてた」
「もう…」

優美は時間を確認すると

「それじゃ、わたしと優花はそろそろ帰ろうと思います」
「優美さん わざわざありがとうございます」
「いえいえ おさむくん 明日ね」
「おじちゃん またあした」

うん あした

優美と優花は居間に戻っていた恵美子に挨拶をしてから
久保田家をあとにするのだった


忘れさせてあげるの最初へ 忘れさせてあげる 558 忘れさせてあげる 560 忘れさせてあげるの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前