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忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

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砂織と初会話-2

恵美子は承諾する
優美の方は

「それじゃあ、わたしと優花は
 詩織ちゃんが来るまではいることにしますね」
「橘さんの奥さんもありがとうございます
 それで おさむさんの部屋にお伺いしても?」
「はい どうぞ 飲み物とか運びますので…」

恵美子が台所に向かうと
優美もわたしも手伝います

二人で飲み物とお菓子を用意して
おさむは優美が支えるかたちで部屋に
全員で移動したあと
恵美子は

「それでは わたしは居間に戻りますので
 詩織ちゃん来たらむかえ入れます」
「あ ありがとうございます」

砂織は恵美子に頭を下げながらお礼を言う
おさむはパソコンの画面の前に座ると
メモ帳を開いて

「えっと…顔色とか体重とか気になるって
 詩織ちゃんから聞いてますけど」

画面に書いたことを
砂織が読みつつ

「あ はい 引きこもりしていると
 詩織から聞いていたので それに40キロないと」
「実際 どう思います?」
「思っていたよりは顔色はよさそうで安心しました」
「ゆみちゃんのおかげともいえる」
「ゆみちゃん?」

砂織は誰のこと?という風に問いかけると
優美が答える

「あ それ わたしのことです」
「橘さんの奥さんのこと ちゃん付けなんですか?」

ますます意味がわからないという顔になる砂織

「おさむくんとは幼なじみだから」
「そうなんですか…」
「でも、わたしは疎遠になって普通に結婚して…ですけどね」
「それでどうして今?」
「娘の優依がきっかけで再会でした」
「あ ゆいちゃん…詩織の学年で目立ってるのは
 存じてますが ゆいちゃんがどうして?」
「優依とゆきちゃんがおさむくんと会話するようになって
 たまたまわたしがついてきたときにばったりと」
「そうなんですね それで…おさむさんは
 今でも優美さんのことを?」

砂織がおさむにそう聞いてくると
おさむは

「今現在というならば
 ゆみちゃんに気持ちはないです」

それを見た優美は
平坦を装いながらも面白くないと思っていた

(はっきり言われるとかなしい)

「そうですか…今好きな人はいらっしゃるんですか?」
「回答出来ないです」

(おさむくん さすがに優依やくみこちゃんと言えないよね)

「回答出来ない…それでは 好きな人はいるのですね」
「はい」
「話がそれてしまいましたけど
 優美さんのおかげというのは?」
「わたしがたまにお昼食べさせてるからです
 嫌いな野菜類もきっちりと」
「それって…ここに来てですか?」
「いえ 火曜と木曜に連れ出してます」
「火曜と木曜以外と…詩織がいっていたのは
 こういうことなんですね」
「しおりちゃん…火曜と木曜は放課後
 わたしの家に来てるから」
「そうなんですね わたしと旦那が家にいないから
 詩織には一人で留守番して貰うこと多くて
 心苦しいと思っていたところで
 火曜と木曜 そして土曜も一人でいることなくなったのは
 よかったとは思います」

ここでおさむが砂織に

「あの…しおりちゃん ほんとは月水金もここにいたいと
 言っていたりもしてますが さすがに…」
「え? あの子 そんなこと言ったんですか?」
「もしかして 伝えてなかったんです?」
「はい 聞いてないです」
「LINEで十分ということで説得したからかなぁ」
「説得? おさむさん 反対したんです?」
「だって 5時ぐらいにここを出るとして
 夕方以降危ないじゃないですか
 それにしおりちゃんかわいいんだから不審者に」
「あ 詩織のことかわいいって思ってるんですね
 それで確かに夕方に自転車だとしても…そうですね」

そこで黙っていた優花がふいに口を開く

「くみおねえちゃんといっしょにいたらどうなの」
「優花…草摩さんの家に?」
「わたしのいえか しんちゃんのいえは?」
「あ…さゆりちゃんが弟のめんどうみるために家にいるなら
 さゆりちゃんのところにいるのもそうだね
 優花 そう言うこと気づくの…」
「えへへ」
「元々3人仲良しだったわけだし…
 くみこちゃんとさゆりちゃんに相談かな」

おさむは考え込んでから

「しおりちゃん ここに来たいのは二人きりになりたいというのもあるから」
「え…あの子 そんな理由なの?」
「さおりさん だめですよね」
「うーん だめというわけでもないけど
 びっくりしました
 わたしか旦那が仕事終わりにここによって
 詩織を拾って行くというのも…」
「それだと夕ご飯が…うちの場合 6時半前後になるので」
「あ…詩織の分までとなっちゃいますね」
「だから会話だけならLINEで…と思います」
「なるほど わかりました」
「さおりさんの用件はそれくらいですか?」
「あ…はい 顔色も悪くなさそうだし体重は…」
「そう言えばおさむくん 最近計ってなかったね」
「うん 前回は確か39.7?」
「たしか そんな感じだったね あとちょっと40キロまで足りなかったね」
「優美さん 体重も計ったんですか?」
「はい 気になったもので」
「前回っていつです?」
「1ヶ月前あたりですね」
「うん 春休み終わったあとだと思うから」
「ここに体重計はありますか?」
「お母さんにきいてみて」
「あ 恵美子さんに…わたしちょっと行ってきます」


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