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美少女秘密倶楽部
【痴漢/痴女 官能小説】

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処女の値段-1

「・・・そのあとは覚えていない。すぐ家に帰ってずっとここにいたから」
速水鈴香は妹の加奈から今日1日何があったのか話を聞いていた。途中泣き叫んだり取り乱したりする加奈を諭したり慰めたりしながら、鈴香は心の奥底から湧き出てくる怒りを抑えながらも落ち着いて加奈の言葉に耳を傾けていた。
「怖かったわね、加奈」
妹を抱きしめる鈴香と姉に抱かれ再び号泣する加奈。
「とにかく一度お風呂に入りましょう。酷い顔よ。それに温かいお湯に入って心を落ち着かせないと。体も冷たくなってるし」
加奈を風呂場に連れて行く。脱衣所で加奈の服を脱がしながらも、体に傷がついていないかどうか確認する。とうやら目立った傷やアザはないようだ。建前上モデルとしてスカウトするということなのだろうか、カズヤは性的暴行しながらも体の表面に傷を負わせることは避けていたようだ。
しかしもっとも肝心なのは加奈の心の傷の方なのだが。
「私も入るわね」
先程夜雲のマンションでシャワーを浴びてきたばかりだが、今の加奈を極力1人にするわけにはいかない。
加奈の体の汚れを石鹸で洗い流す。触れられたくないだろうが、局部や乳首など男が攻めてきたであろう敏感な部分は極力念入りに洗い落とした。もう遅いかもしれないが念のためピルを明日飲ませある程度経過したら妊娠検査もしなければならない。
一緒に湯船に浸かるが会話はない。加奈は顔を伏せたまま落ち込んでいるし、鈴香もそれにどう声をかけていいかわからない。ただ無言の時間が刻々と過ぎていった。
風呂を出たあと部屋に連れて行った加奈にパジャマを着せ一緒にベッドで横になった。シングルベッドに2人は狭いが、今の加奈を1人にするわけにはいかなかった。
妹を抱きしめるように眠りにつく。しばらくすると疲れ果てていたのか、スヤスヤと加奈の寝息が聞こえてきた。ひとまずホッとする鈴香。
妹の迂闊な行動を鈴香は責められなかった。何故なら自分自身も昼間から非合法クラブに入り浸りいやらしい行為をしていたからだ。自分が不特定多数の前で裸で踊ったり、そのあと夜雲や里香とレズセックスをしている間に妹が酷い目に遭っていたのである。
鈴香は自分で自分を張り倒したくなる衝動に駆られていた。


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