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美少女秘密倶楽部
【痴漢/痴女 官能小説】

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凌辱-16

どのように家に帰ったか加奈は覚えていない。気がついたら加奈は自室のベッドに顔を埋め泣きじゃくっていた。それだけ少女の心に深い傷が残ってしまったのだろう。
何度も犯された。穢され辱められ汚された。なぜこんなことになってしまったのか。気軽にライブ配信で自分の性を曝け出してしまったからだろうか。それともメールで会ったとこもない男に勧誘されて行ってしまった事だろうか。それとも最初から。
不意につけっぱなしだったパソコンにメール着信の知らせが届いた。普段ならスルーするか後で見ようと放置する加奈だったが、このタイミングのメールに何か胸騒ぎがした。
フラフラと立ち上がりメールを開く。嫌な予感は的中した。送り主の名前はカズヤだった。
「アイツ・・・!」
怒りの感情が沸々と湧いてくる。メッセージは『買取金額は100万円』だった。メールには動画ファイルが添付されている。
恐る恐る動画ファイルをクリックする。

「いやぁぁぁぁ!」

聞こえてくる少女の声。紛れもない自分の声だ。動悸が激しくなる。目の奥が熱い。喉がカラカラに乾き、手足の震えが止まらない。
「いや、やめて・・・」
後ずさりながら懇願する加奈だったが、そんな願いも虚しく凌辱は始まってしまった。泣き叫ぶ画面の中の自分の姿を見て、加奈も悲鳴をあげ同じく泣き叫ぶようにうずくまってしまった。聞きたくない、見たくない、触りたくない。現実から逃げるように耳を塞ぎ目を閉じ頭を抱え込む。


暗闇に逃げてからどれだけ時が過ぎただろう。
眠っていたのかそれとも起きていたのかさえ自分でもわからない。ただどうしようもない深い絶望が彼女の心を埋め尽くしていた。
唐突に玄関から物音が聞こえてきた。ドタドタと足音が徐々にこちらに近づいてくる。
「加奈!」
自分を呼ぶ声と同時に扉がバンと音を立てた。
(お姉ちゃん?)
加奈は絶望の淵から縋るように顔を上げるのであった。


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