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美少女秘密倶楽部
【痴漢/痴女 官能小説】

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処女の値段-2

(許せない。言葉巧みに加奈を連れ出してあまつさえレイプするなんて)
怒りに燃える鈴香だったが、今の状況は最悪である。
何と言っても最大の問題は加奈の凌辱動画である。それに近くまで加奈を送ったということはこの家の住所も確実に知られているだろう。
警察に通報するのが、1番の解決策である。しかしそれをすれば加奈への性的暴行が当然両親にも伝わるだろう。被害者とはいえ加奈の迂闊な行動を厳格な母が知れば妹は勘当されるかもしれない。それだけならまだしもライブ配信の件までバレたらもうどうしようもない。それに追い詰められたカズヤが動画をネット上に公開すれば、永遠に消えないデジタルタトゥーとなってしまう。そうなれば加奈はもう2度と表に出られなくなってしまうかもしれない。
考えれば考えるほど答えが出て来ない。何をしても最悪の結末が頭をよぎってしまう。
そして鈴香の脳裏に引っかかっていたのが、メールに書いてあった買取金額は100万円の文だ。加奈は読んでいなかったがそれには続きが書いてあり、

もしモデルになるのを辞めるのなら100万円払ってもらうよ。その場合は動画も消すし、今後一切加奈ちゃんには関わらないからね。とりあえず1ヶ月以内によろしくね。

と、何とも自分勝手な一文が記載されていた。それを思い出しさらに怒りのボルテージが上がる鈴香。
もしこれを信用するなら100万円払えば解決出来るのではないか。しかしこれは明らかに恐喝である。それに一度支払っても関係を断ち切れず続けて金を払わされる確率の方が高い。だが他に良い手があるわけでもない。おまけに100万の大金である。鈴香のリトルエンジェルで稼いだ金や今までの貯金額を合わせても半分にも満たない。銀行やカードローンなどに頼んでも高校生の自分が行ったところで門前払いになるのは明白である。
ならば加奈をこのまま放っておいてモデルにさせるか。しかし、そのメロンティーンの編集長や他の社員がどういう人物かは知らないが、少なくともカズヤのような男がいる場所に加奈を預ければまた何をされるかわかったものではない。教育とケアの名のもとにまた弄ばれることは容易に想像できる。
(一体どうすれば・・・)
途方に暮れる鈴香。目を閉じながらあれこれ模索するも100万円の大金を1ヶ月以内に両親達にバレずに用意するなど高校生の鈴香にとって到底無理な話だった。


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