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人妻奈岐
【熟女/人妻 官能小説】

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チャット、今どきの、、、、-2

 そういうことが意外に多いモノらしい。その日はそういうお客ばかりで、こういうものなのかなあ、と思っていると、残り時間があと一時間というところで、
「なぎちゃん、こんにちは」
と言って入ってきたお客がいた。
「こんにちは、なぎです。よろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくね」
「こちらこそです、今日初めてで緊張してます、失礼が有ったらすみません」
 ミチオというその男は、
「失礼なんかないよ、とっても素敵な女性で安心した」
と言い、奈岐がここを始めた理由などをそれとなく聞いてきて、ときどき冗談などを言いながらエッチな方向に話をもっていこうとしてきた。奈岐は、この人とならうまく時間を作れるかのしれないと思った。
「うん、私エッチなんです。ミチオさんほどではないかもしれませんけど」
 ミチオは、
「ええーーっ!ぼくのことエッチだと思う?、、、、、やっぱりそうかあ、、、
でもなぎちゃんも好きなんだったら少しエッチな雰囲気になろうよ」
と言い、奈岐をリードしていってくれた。
 そうして奈岐は、一応オナニーをミチオとすることができた。最後も挨拶をして回線を切った。こういうものなのかと思った。

 奈岐は、だんだんチャットの面白みがわかってきていた。最初は隔週で事務所にいくようにしていた。そのうちリピートしてくれるお客も出てきた。
 その方に関心が向かっていたので、会社での建夫のアプローチは適当にいなし続けて済ませた。
 少しづつ、相手の仕方がわかって来て、お客によっては雰囲気を盛り上げていくことが出来るようになり、オナニーの快感も最初よりは増して来た。
 奈岐はこれで建夫と浮気をせずに済みそうだ、良かったと思ってチャットに通い出した。

 三か月ほどそうやってチャットに通い続けた。奈岐は、家でするオナニーに近い快感を得られることも増えてきて、続けていくことに少し自信を持てた。収入も大したことはなかったが、お小遣い程度にはあってそれも悪くはないものだと思った。
 その頃、一度嫌なことが有った。
 最初は仲良く話をして、エッチなことを要望されて脱いでいって自分で乳首を愛撫していた、これからという時だった。胸が見えた途端、
「なんだ、俺の趣味じゃないや」とタイプして、回線を切られた。
 回線を切られることはままあることだったが、捨て台詞を言われて切られたのははじめてだった。
 奈岐は、さすがに気が滅入った。建夫と食事に行こうかとその時は本気で考えた。やはり自分を優しく包んでくれる男がいい、と改めて思った。
 ただ、やはり建夫と関係を持つのはリスクが高すぎるだろうと思い直してチャットをなんとなく続けた。
そうそう嫌なお客も巡ってこなかった。

 奈岐は、そうしてまた三カ月ほどをやり過ごした。ほどほどのリスクと満足、少しのお小遣い、まあ、こんなものか、と自分の女としての価値を値踏みし始めていたのかもしれない。そんな時だった、亮と回り逢ったのは。
 ある時チャットして待機していると、お気に入りに登録してくれた「りょうさん」というハンドルネームのお客がいた。奈岐はたまたま興味を持ち、メールを出してみた。
「りょうさんはじめまして、なぎです(*^^*)

お気に入り登録ありがとうございました!!!

とっても嬉しいです♪

なぎのどんなところを気になってくれたのかな??///

だいたい土曜日か日曜日にチャットする予定なので、
もっと私のことを知って欲しいです(*´ω`*)

来てくれることを楽しみに待ってます♪

ここでりょうさんに質問...///
りょうさんがドキドキしたり興奮するのは
どんなシチュエーションのときですか?

なぎより                」

それが亮との深い関りの始まりだった。


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