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月の裏側
【調教 官能小説】

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厳罰-1

祐は、勝手気ままに美月を扱った。基本的には厳しく扱った。
美月が少しでも反抗したり、対等な態度を取った時は、容赦なく仕置きをした。
しばらく使わないときもあれば、一日中使い続ける日もあった。

そもそも祐は、絶倫である。
祐が、「足を開け」もしくは「後ろを向け」と言ったら、すぐに美月は従うのが決まりだった。
どんなに夜中や早朝であっても、玄関先や外出先でも、何十回もされた後でもだった。
ただ従うだけではない。ヴァギナを濡らし喜んで足を開くことが、美月の役目だった。

何かを命令されれば、すぐに喜んで従うのが、当たり前である。命令が禁止事項であれば、どんなに辛くとも耐える必要があった。

しかし、祐と美月と似た関係でも、カップルのそれぞれにルールがあり、似て非なるものもあった。少なくとも、普通のSMのカップルと決定的に違うのは、美月は、何年もヴァギナ以外で絶頂を迎えていないことだ。それも、美月は、絶頂を迎えたくて仕方ない身体でありながら、許可をされていない。美月が絶頂を迎えられるのは、祐のペニスで突かれている時のみであり、それも祐が許す時だけである。
快楽を管理、制限され、祐の支配下にあるのが美月だった。

一方で、光や清水は、貸し出しを好むSMだった。自分の奴隷を貸し出す。時には目の前で、他の男性に抱かせる。感じることは許さないが、奴隷は、主の前で他の男性に抱かれる被虐に酔い、声を上げてしまう。行為に感じるというより、主の視線が感じさせるらしい。
行為後、声を上げたことの仕置きで、鞭を使われ、絶頂を迎えるというのが、光達のスタンダードだった。光や清水の奴隷であるさくらや薫子は、快楽を制限されることはなかったが、2人ともクリトリスやヴァギナの快楽より、鞭で打たれたり、麻縄で縛られ吊られることで得られる被虐で幸福を感じるタイプだった。


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