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義娘のつぼみ -背徳の誘い-
【ロリ 官能小説】

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性教育-8

        5

 翌朝、休日なのに普段と同じ時間に目が覚めた茉由は、手早く身支度をすると、リビングへ向かった。

 食卓では、理恵が慌ただしく朝食の用意をする横で、武司がトーストにかじり付いていた。

「おはよう、茉由」

 エプロン姿の母親が声を掛ける。夕べ寝室で見た、全裸の淫らな彼女からは想像できない姿だった。

「おはよう」

 続けて武司が、モグモグとトーストを頬張った口で言う。

「おはよう、ママ、パパ」

 茉由が答えると、武司は「え?」と、間の抜けた声を漏らした。

「い、今、パパって言ってくれたの?」

 彼は目を丸くして訊き返す。
 茉由は武司の隣の席に着くと、

「……まだちょっとヘンな感じがするけど、これからは家でもパパって呼びたい」

 彼女は頬を赤らめながら答えた。正直、まだ自分でも違和感は否めなかったが。

「あら、茉由ったらどういう心境の変化かしら。よかったわね、パパ?」

 理恵がからかうように、武司の顔を覗き込む。

「うん、嬉しいよ茉由」

 昨晩は正直、あまり乗り気ではなかった武司だが、夫婦ふたりが全てをさらけ出して彼女に接したのは、あながち間違いではなかったのだろう。彼は幸せを噛み締めていた。

「さあ、茉由も朝ごはん食べちゃいなさい」

 理恵は娘のトースト・サラダ・ベーコンエッグの載った皿を、次々と食卓へ運んだ。

「茉由、今日はなにして過ごそうか? それともひとりで遊びに行く?」

 武司が娘に尋ねると、

「ううん。わたし、パパとお散歩に行きたい」

 トーストにパクつきながら、彼女はすぐさま答えた。

「フフフ、茉由ったら、すっかりお父さんっ子になったわね」

 父娘を見守りながら、キッチンカウンターで朝食を摂る理恵が呟いた。

 レースのカーテン越しに、窓の外から明るく優しい陽の光が差し込んでいる。

 今は六月の初旬、じきに梅雨に入り、雨続きの日々がやってくるだろう。

 だが、今日は一日よく晴れた、素敵な休日になりそうだ。


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