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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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BLACK BOXを守る者-9

「私は確かに警察の変なプライドの為に都合の悪い事を隠蔽するべきではないと思ってる。総監になってそれを強く思うようになったし、私がいる限り警察内の不正は許さないし、その点は私に任せておけば間違いないって自信を持って言える。例えばそんな警視総監を守ろうとしている人らがいるとするでしょ?その人らは警察の為にきっと必死に守ろうとしてくれるはず。でもそれは私を守る事が目的ではなくて、あくまで警察を守る為。そう考えると私を守ってくれてる人がいるのならば、その点では味方。」
何を言っているんだ、そう思った中森は意味が分からなかった。若菜を守る者とは一体何なんだと首を捻る。
「でもね、彼らが警察の威信を守る為に動いているなら、もし私が過去の警察の隠蔽された不祥事を掘り返し、威信にヒビを入れようとするなら、私は警察の威信を脅かす存在になる。そうなれば彼らにとっては敵。黙らせなければいけない。となると、BLACKBOXを私の元に預けるのは物凄く怖いはず。私は諸刃の剣ってトコね。だから彼らは私にBLACKBOXを管理されたくない、それが代々警視総監に預けられるBLACKBOXが私に預けられない理由…かな。」
まるで独り言を言うかのようにそう口にした若菜。
「な、何の事ですか…?」
警察の人間ではない中森はBLACK BOXの存在を知らないし、若菜が言う彼らが何なのかさっぱり検討もつかなかった。
「あ、ごめん、中森君、いつも一緒にいるから刑事と勘違いしちゃった♪聞き流してね?」
「は、はぁ…(いや、そんな訳はない。上原さんは意図を持って俺に今の話を聞かせた。一体何の為に…?)」
自分を刑事と勘違いしたなどと言う嘘を見抜けないほど短い付き合いではない。若菜は明らかに今の話を自分に対して発言したはずだ。だがその理由は全く見当がつかなかったし、若菜も明らかにはしてくれないうちにその話を打ち切った。
「ところでさー、彩香ちゃんと付き合うのぉー??」
「はっ!?い、いや、付き合うも何もまだ食事もした事ないですからねぇ…」
「食事なんてしなくてもヤッちゃえばいいじゃん♪」
「ヤッちゃえばって…」
「アハっ!彩香ちゃん、好きみたいよ?中森君のコト♪」
「ま、マジですか!?」
「うん。だから食事とか言ったないで、さっさとヤッちゃえヤッちゃえ!」
「そ、そーは言われても…」
困惑する中森を揶揄っているうちに若菜は千城県警本部に到着したのであった。


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