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忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

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学校での会話 side 小百合-1

時をちょっと戻って学校
小百合はランドセルを背負い帰ろうとしている中
詩織が声をかけてくる

「このあと 予定あるの?」
「うん ちょっと」
「ゆきちゃんは生徒会室に向かったようだし…
 くみこちゃんと?」
「そんなところ」
「わたしいたらだめ?」
「え? 今日はだめだと思う」
「そっかぁ 気になってて…
 ゆきちゃんやゆいちゃん 誰としてるのかなって」
「しおりちゃんは好きな人いるでしょ」
「うん えっちなこともしてるし」
「だから なおさら だめかなぁ」
「どうしても?」
「そんなに気になるの?」
「うん…」
「とりあえず、移動しながらでいい?」
「わかった」

ふたりは登校口に移動しつつ
会話を続ける

「わたしもくみこちゃんも
 予想はしていたんだけどね」
「え? わたしが聞いてくること?」
「うん おそらく ゆいちゃんもゆきちゃんもね」
「そっか」

登校口 外履きに履き替えて
校門を出ると句美子が待っていて
小百合を見るなり

「さゆりちゃん あ しおりちゃんも」
「ごめんね つかまっちゃった」
「くみこちゃん ごめんね」
「うーん とりあえず帰り道は一緒だから
 このまま会話しながらでいい?」
「「うん」」
「しおりちゃん やっぱり気になる?」

句美子は詩織を見つつそう言う

「気になる」
「予想はしていたけど…
 もしかして土曜日 わたしとさゆりちゃんのあと
 ついてくる気だったりする?」
「あ…土曜の放課後 ふたりとも自転車で出かけたよね 先週」
「「やっぱり見ていたのね」」
「うん…今週もそうなんでしょ」
「そうだけど ついてくるの?」
「だめ?」
「くみこちゃん どうしよう?」

小百合は困ったように句美子をみながら言うと

「ついてくるのはいいから 約束して」
「誰にも言わないこと?」
「うん 親や先生 友達にも禁止ね」
「わかった」
「正直 しおりちゃんは好きな人いるんだから
 関わらない方がお互いのためだと思うんだよね」
「えっちなこと 好きな人とするのがいいから?」
「わかってるんだね」
「それは うん」
「やっぱり 好きな相手とするのがいいよ」
「くみこちゃんは その人のこと好きなの?」
「うん 好きだから毎週通ってる」
「そうなのね さゆりちゃんは?」
「わたしはまだわからないけど
 会ってみた感想だとかわいいと思った」
「え? かわいい?」
「あ…くみこちゃん 失言した?」

思わず句美子を見る小百合

「ゆきちゃんの家のこと
 しおりちゃんはどれくらいわかる?」
「えーと…おねえちゃんいるのはわかるけど
 おにいちゃんなんていないよね?」
「うん いない」
「いまいちわからない」
「ゆきちゃんのおじちゃん 障害者なの」
「一緒に住んでるの?」
「うん 引きこもりだけどね」
「もしかして その人としてるの?」
「そう」
「それは想像してなかった…障害者って
 どんなひと?」
「おさむくん…ゆきちゃんのおじちゃんね」
「くんづけしてるんだね くみこちゃん」
「うん ゆいちゃんもさゆりちゃんもだけど」
「そうなのね」
「両手使えないのと喋れないの」
「え??? 会話は?」
「足で書いてわたしたちがそれを読み取りながら会話してる」
「すごい というか 足で書いてること 読み取れてるの?」
「うん 最初は大変だったけど慣れたから」
「あってみたい…」
「それで土曜のお昼はわたしがお弁当作って食べさせてるから
 ついてきて驚かないように話したけど
 それでもくる?」
「料理作れるようになったの?」
「うん 2ヶ月経ってるし…」
「わたしが彼に構ってる間にくみこちゃん…」
「それでさゆりちゃんが寂しい思いしていたから
 わるいなって…」
「あ わたしも…ごめんなさい」
「ううん」
「どうする? 会う?」
「あってみたい…」
「どうしよう くみこちゃん」
「とりあえず、ゆいちゃんちにいこう?」
「ゆいちゃんち? ゆいちゃんまだ学校だよ?」
「うん 生徒会だし」
「それでどうして?」
「おさむくん 火曜と木曜はゆいちゃんちにいるから」
「え????? どうして?」
「ゆいちゃんのお母さんが連れ出してるから
 体重軽いからちゃんと食べさせるために
 わたしも土曜日に食べさせてるのも それが理由」
「何キロ?」
「一昨日 聞いたら39.7に増えたって
 うれしかった」
「40キロないの? ふえたって…もっとなかったの?」
「38キロ台だったみたいだから」
「そんなに?」
「だから心配して料理作るようになったの わたし」
「そう言うことだったのね」
「もうそろそろで それぞれの家につくからランドセルおいたら」
「「うん」」

3人はランドセルを自宅の自室において
橘家に向かうのだった


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